AGA基礎知識

大学生の薄毛・抜け毛はAGAが原因?対策や治療について紹介

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鏡を見るたびに増える抜け毛、後退する生え際… 大学生活の始まりに、そんな悩みを抱えている大学生も多いのではないでしょうか?特に、M字ハゲは見た目の変化が目立ちやすく、就職活動や恋愛など、人生の転換期を迎える大学生にとって大きな不安材料となります。

2014年の研究では、AGA治療薬であるデュタステリドが、フィナステリドよりも効果的に毛髪数を増加させることが示されています。しかし、AGA(男性型脱毛症)は放置すると進行していくため、自信喪失や精神的な負担につながる可能性も…

この記事では、大学生に多い薄毛・抜け毛の原因であるAGAについて、その症状や進行状況、そして効果的な治療法や対策を詳しく解説します。

目次

    大学生の薄毛の原因と影響

    大学に入学し、新しい生活が始まる一方で、鏡を見るたびに増える抜け毛に不安を感じている人もいるのではないでしょうか。特に、おでこの生え際が後退するM字ハゲは、見た目の変化が目立ちやすく、気にされる方が多いです。ここでは、大学生の薄毛の原因とその影響、そしてAGAとの関係性について詳しく解説します。

    AGA(男性型脱毛症)と大学生活の関係

    AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンの影響を強く受ける進行性の脱毛症です。思春期以降の男性に多く見られ、大学生でも決して珍しくありません。私のクリニックにも、薄毛が気になり受診する大学生が数多くいます。

    AGAは放っておくと薄毛が進行するため、早期の治療開始が大切です。大学生活は、就職活動や恋愛など、人生における大きな転換期です。容姿に対する自信は、精神的な安定にも繋がります。AGAが進行すると、自分に自信が持てなくなり、本来の実力を発揮できなかったり、積極的な行動を阻害したりする可能性があります。

    AGAは適切な治療によって進行を抑制したり、改善したりすることが可能です。2014年に発表された研究では、5αリダクターゼの働きを阻害する薬であるデュタステリドが、男性型脱毛症の治療に有効であることが示されています。この研究では、デュタステリドを服用することで、毛髪の本数が増加し、毛髪の太さも改善したという結果が得られています。フィナステリドと比較しても、デュタステリドはより効果的に毛髪数を増加させることが示唆されています。

    ストレスや生活習慣がM字ハゲに与える影響

    大学生活は、新しい環境、人間関係、学業など、様々なストレス要因が存在します。ストレスは自律神経のバランスを崩し、血行不良やホルモンバランスの乱れを引き起こすため、M字ハゲの進行を早めてしまう可能性があります。

    例えば、慣れない一人暮らしで食生活が乱れ、インスタント食品やファーストフード中心の生活を送っていると、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足し、薄毛を悪化させる可能性があります。

    また、大学生はアルバイトやサークル活動などで生活が不規則になりがちです。睡眠不足は成長ホルモンの分泌を抑制し、髪の毛の成長サイクルを乱すため、薄毛の進行に繋がります。

    私の患者さんの中には、試験期間中は徹夜続きで睡眠時間が3時間程度、食事もコンビニ弁当で済ませていた結果、抜け毛が増えて受診した学生さんがいました。規則正しい生活を送ることは、健康な髪の毛を維持するために非常に重要です。

    具体的な対策としては、栄養バランスの取れた食事を心がけ、肉、魚、野菜、海藻類などを積極的に摂取しましょう。また、十分な睡眠時間を確保し、適度な運動を取り入れることも効果的です。

    遺伝の要因と男性ホルモンの関係

    M字ハゲは、遺伝的な要因と男性ホルモンの影響を強く受けています。両親や祖父母に薄毛の人がいる場合、遺伝的に薄毛になりやすい体質を受け継いでいる可能性があります。

    男性ホルモンの一種であるテストステロンは、5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。このDHTが毛乳頭細胞に作用することで、髪の毛の成長サイクルを短縮させ、薄毛を進行させてしまうのです。

    遺伝的な要因は変えることができませんが、5αリダクターゼの働きを阻害する薬物療法によって、M字ハゲの進行を抑制することは可能です。AGAの治療薬には、プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)などがあり、いずれも医師の処方が必要です。

    遺伝だからと諦めずに、適切な治療と生活習慣の改善を心がけることで、薄毛の進行を遅らせ、健康な髪の毛を維持することができるでしょう。

    M字ハゲの進行具合と症状

    M字ハゲはAGA(男性型脱毛症)の代表的な症状の一つです。AGAは男性ホルモンの影響を強く受ける進行性の脱毛症で、思春期以降であれば大学生でも発症する可能性があります。私のクリニックにも、M字ハゲが気になり相談に来る大学生が少なくありません。

    M字ハゲの初期段階に見られるサイン

    M字ハゲの初期段階では、見た目にはっきりとした変化が現れない場合もあります。しかし以下のサインに気づいたら、M字ハゲの初期段階の可能性があるため、注意が必要です。

    • 額の生え際が以前より少し上がっているように感じる:以前の写真と比べて、生え際の位置が明らかに上がっている場合は要注意です。
    • 生え際の毛が細く、弱くなっている:健康な髪の毛と比べて、生え際の毛が細く、コシがないと感じる場合は、M字ハゲの初期サインかもしれません。私のクリニックを受診した患者さんの中には、「朝起きた時に枕に抜け毛がたくさんついている」と訴える方もいます。
    • 額の両端の毛が抜けやすい:シャンプーやブラッシングの際に、額の両端の毛が他の部分よりも多く抜けるようになったら、M字ハゲが始まっている可能性があります。
    • 額の幅が広くなったように感じる:M字ハゲが進行すると、額の両端が後退していくため、額の幅が広くなったように感じる方がいます。

    これらのサインに一つでも当てはまる場合は、早めに専門クリニックに相談することをおすすめします。AGAは進行性の脱毛症であるため、早期発見・早期治療が重要です。2014年に発表された研究では、デュタステリド0.5mgを24週間服用することで、フィナステリド1mgやプラセボと比較して毛髪数が有意に増加したという結果が報告されています。この研究は、AGA治療においてデュタステリドの有効性を示す重要な根拠の一つとなっています。

    進行状況に応じた症状の変化

    M字ハゲの進行は、一般的に以下の3段階に分けられます。

    1. 初期段階: 生え際がわずかに後退し始め、額の両端の毛が細く、弱くなります。この段階では、まだ周りの人に気づかれることは少ないかもしれません。しかし、本人が変化に気づき始める時期でもあります。例えば、以前は前髪を上げてスタイリングできていたのに、生え際の後退が気になって前髪を下ろすようになった、という患者さんもいました。
    2. 進行期: M字型に薄毛が目立ち始め、額の両端の後退がさらに進みます。この段階では、周囲の人からも薄毛を指摘されるようになり、本人も強いコンプレックスを抱えるようになります。私のクリニックには、「就職活動の写真撮影でM字ハゲが気になって自信が持てない」と相談に来る大学生もいます。
    3. 後期段階: M字部分が大きく後退し、頭頂部や後頭部の薄毛と繋がってしまうこともあります。こうなると、スタイリングで隠すことが難しくなり、日常生活にも大きな影響を及ぼします。例えば、帽子が手放せなくなったり、人前で髪型を気にしたりするなど、精神的な負担も大きくなります。

    AGAは進行すると治療が難しくなるため、できるだけ早期に治療を開始することが重要です。

    他の薄毛タイプとの違い

    M字ハゲはAGAの代表的な症状の一つですが、他の薄毛タイプとの違いを理解しておくことも大切です。

    • M字ハゲ: 額の両端が後退する薄毛で、アルファベットの「M」字のような形になるのが特徴です。
    • O字ハゲ: 頭頂部の髪が薄くなる薄毛で、頭頂部を中心とした円形に薄毛が進行します。
    • U字ハゲ: 生え際全体が後退する薄毛で、額全体が後退していくため、おでこが広くなったように見えます。

    これらの薄毛タイプは、原因や進行の仕方が異なる場合があるため、それぞれに適した治療法を選択する必要があります。自己判断で治療法を選ぶのではなく、専門クリニックで正確な診断を受けることが重要です。

    M字ハゲへの治療法と対策

    M字ハゲは適切な治療と対策によって改善できる可能性があります。一人で悩まず、まずは行動を起こしてみませんか?この章では、M字ハゲの治療法と対策について、最新の研究結果も踏まえながら具体的に解説します。

    効果的なシャンプーの選び方

    M字ハゲ対策として、まず見直したいのが毎日のシャンプーです。「毎日シャンプーをしているのに、なぜ抜け毛が増えるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。実は間違ったシャンプー選びが、頭皮環境を悪化させ、M字ハゲの進行を加速させている可能性があるのです。

    ドラッグストアには数えきれないほどのシャンプーが並んでいますが、M字ハゲが気になる大学生には、以下の3つのポイントを意識したシャンプー選びをおすすめします。

    1. アミノ酸系シャンプーを選ぶ: アミノ酸系シャンプーは、洗浄力がマイルドで頭皮への負担が少ないため、頭皮環境を健やかに保つのに役立ちます。例えば、「ココイルグルタミン酸TEA」や「ラウロイルメチルアラニンNa」などが成分表に記載されているシャンプーを探してみてください。私のクリニックでも、頭皮が敏感な患者さんにはアミノ酸系シャンプーを推奨しています。
    2. 育毛効果のある成分配合のものを選ぶ: 育毛効果が期待できる成分が配合されているシャンプーも効果的です。例えば、ミノキシジルは発毛効果が認められている成分ですが、刺激が強い場合もあるので、頭皮の状態に注意しながら使用しましょう。その他、頭皮の血行を促進するセンブリエキスや、保湿効果のあるヒアルロン酸配合のものなどもおすすめです。
    3. スカルプシャンプーを選ぶ: スカルプシャンプーは、頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れをしっかりと落とす効果があります。頭皮の汚れは抜け毛の原因の一つとなるため、定期的にスカルプシャンプーを使用することで、頭皮環境を清潔に保ちましょう。ただし洗浄力が強すぎるため、毎日ではなく週に1~2回を目安に使用するのがおすすめです。

    適切なシャンプー選びは、健康な頭皮環境を維持し、M字ハゲの予防・改善に繋がります。

    オンライン診療で受けられるAGA治療

    M字ハゲの治療で最も効果的なのは、AGA(男性型脱毛症)治療です。AGAは男性ホルモンの影響や遺伝などが原因で起こる進行性の薄毛であり、M字ハゲもAGAの代表的な症状の一つです。

    AGA治療の中心となるのは、5α還元酵素阻害薬の内服です。この薬は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、毛乳頭細胞に悪影響を与えるジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを阻害する働きがあります。具体的には、フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)という2種類の薬があり、2014年に発表された研究では、デュタステリド0.5mgはフィナステリド1mgよりも毛髪数を有意に増加させることが示されています。

    AGA治療薬は医師の処方が必要です。近年はオンライン診療でAGA治療薬を処方してもらえるクリニックも増えているため、大学に通いながらでも、忙しい学生でも気軽に治療を始めやすい環境が整っています。

    治療方法にかかる費用と保険適用のポイント

    AGA治療は、残念ながら健康保険が適用されない自由診療となるため、治療費は全額自己負担となります。「費用がどれくらいかかるのか不安…」という学生も多いのではないでしょうか。費用はクリニックによって異なりますが、初診料、血液検査、薬代などを含めて、月に1万円~2万円程度が相場です。

    確かに、学生にとってこの金額は大きな負担かもしれません。しかし、AGAは進行性の疾患であるため、早期に治療を開始し、継続することが大切です。治療の効果を実感できるまでには、個人差がありますが、数ヶ月かかる場合もあります。

    費用の面で不安な場合は、クリニックのスタッフに相談してみましょう。都度払いや学生割引などを設けているクリニックもあります。また、治療費以外にも、交通費や通院にかかる時間も考慮し、自分に合ったクリニックを選ぶことが重要です。

    まとめ

    大学生活を満喫する中で、M字ハゲが気になり始めていませんか?この記事では、大学生に多いM字ハゲの原因や対策、そしてAGA治療について詳しく解説しました。

    M字ハゲはAGA(男性型脱毛症)の代表的な症状で、遺伝や男性ホルモン、ストレスなどが原因です。初期症状は生え際の後退や毛の細化ですが、放置すると進行し、見た目の変化だけでなく、就職活動や恋愛にも影響する可能性があります。

    AGA治療には、効果的な薬物療法があり、近年ではオンライン診療も普及しているので、通院の負担を軽減できます。費用は自己負担となりますが、早期治療で進行を抑え、自信を持って大学生活を送るために、まずは専門クリニックへの相談をおすすめします。一人で悩まず、気軽に相談してみてくださいね。適切なシャンプー選びや生活習慣の改善と併せて、健康的な髪を維持しましょう。

    出典元・参考URL
    • Gubelin Harcha W, Barboza Martínez J, Tsai TF, Katsuoka K, Kawashima M, Tsuboi R, Barnes A, Ferron-Brady G and Chetty D. “A randomized, active- and placebo-controlled study of the efficacy and safety of different doses of dutasteride versus placebo and finasteride in the treatment of male subjects with androgenetic alopecia.” Journal of the American Academy of Dermatology 70, no. 3 (2014): 489-498.e3.
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