AGA治療薬
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フィナロイドは2016年に製薬会社ロイドラボラトリーズ社から発売されたAGA治療薬です。フィナロイドの主成分はプロペシアと同じフィナステリドであり、プロペシアのジェネリック薬品として普及しています。ロイドラボラトリーズ社は1989年にフィリピンで設立され、IOS(国際標準化機構)が品質保証を示した国際規格「ISO9001」にも認証される信頼性の高い製薬会社です。
フィンペシアは、製薬会社シプラ社が製造販売しているAGA治療薬です。フィナロイドと同じく主成分はフィナステリドであり、プロペシアのジェネリック薬品として使用されています。シプラ社は1935年にインドで設立され、現在はヨーロッパ、米国をはじめと世界中に拠点を置いています。
日本におけるジェネリック医薬品は新薬の特許期間終了後、厚生労働省の許可を経て製造販売される新薬同等の有効性を持つ医薬品です。ジェネリック医薬品は新薬の後発医薬品であり、新薬と比べて開発費用が抑えられるため安価な価格で処方されています。それだけでなく、ジェネリック医薬品は新薬よりも飲みやすさ等が改良されたものが多いのも特徴です。
また、ジェネリック医薬品の承認過程は国ごとに異なります。例えばインドでは州政府がジェネリック医薬品の試験、承認を行います。1つの州で承認を取得すればインド全土での使用が認められる決まりとなっています。
国内では、ジェネリック医薬品は患者様の薬剤費が削減できるという点だけでなく医療費削減効果が期待できるとして国からも推奨されています。ジェネリック医薬品は病院や薬局で処方・調剤される医療用薬品であるため、処方を受けるには診察時に医師へご相談ください。
フィナロイド(フィンペシア)の主成分であるフィナステリドはAGAの主な原因となっている5αリダクターゼⅡ型という酵素を阻害するため、AGAの進行を抑制する効果があります。
5αリダクターゼⅡ型は主に前頭部や頭頂部に存在し、男性ホルモンのテストステロンと結合して、悪玉男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)を産生します。DHTは髪の毛のヘアサイクルを短くすることでAGAによる薄毛を引き起こしますが、フィナロイド(フィンペシア)の持つ5αリダクターゼ抑制効果によりDHTの生成が抑えられることで、AGAの進行も抑えられます。
フィナロイド(フィンぺシア)にはさまざまな副作用がありますが、いずれも発症率は高くなく、もし発症したとしても服用を中止すれば徐々に回復する場合がほとんどであるとされています。
勃起機能障害(ED)や性欲減退、精液減少、射精障害などが発症する可能性があります。これらはフィナロイド(フィンペシア)が5αリダクターゼを抑制し、DHT量が減少することが原因だと考えられています。発症率は稀なため、過度に心配する必要はありませんが、異常を感じた場合は医師にご相談ください。
稀に肝機能障害の副作用が発症する場合があります。これはフィナロイド(フィンペシア)に限った話ではありませんが、薬が肝臓で代謝される際に肝臓へ負担がかかることが原因であると考えられています。そのため肝機能が低下している方は特に注意が必要です。服用の際は定期的に血液検査を行い、肝臓に異常がないか確認するようにしましょう。
薬の成分に対してかゆみや蕁麻疹、発疹などアレルギー反応が現れる場合があります。また、フィナロイド(フィンぺシア)などの5αリダクターゼ阻害薬に対してアレルギー歴のある場合は服用が禁忌とされています。
発症率は低いものの、抑うつ症状が出る場合があります。これは、DHTの発生を抑制することでホルモンバランスが乱れることが原因だと考えられています。もし、薬を服用して気分が沈んだり、ネガティブに感じることが増えたりしたら医師にご相談ください。
フィナロイド(フィンペシア)は1日1回服用します。多量に服用すれば薬の効果が上がるということはありませんので、用法・用量をきちんと守りましょう。食前、食後どちらの服用でも構いませんが、飲み忘れを防ぐためにも毎日同じ時間での服用が推奨されています。また、一般的な薬と同じように水と一緒に服用するようにしましょう。
フィナロイド(フィンペシア)の服用に際していくつか注意しなければならない点があります。
フィナロイド(フィンペシア)は女性や小児の服用が禁忌とされています。特に妊娠中や授乳中の女性においては赤ちゃんに悪影響を及ぼす恐れがあるため、取り扱いには十分注意が必要です。フィナロイド(フィンペシア)の成分は経皮吸収するため、誤って触れることのないよう気をつけましょう。また、フィナロイド(フィンペシア)を服用している方の献血は禁止されています。服用を中止した後も1カ月間は献血することができません。
フィナロイド(フィンペシア)の主成分はプロペシアと同一であり、ザガーロの主成分とも類似している為、いずれも併用してしまうと主成分の血中濃度が高まることで副作用の発症率が高くなる恐れがあるため併用はできません。フィナロイド(フィンペシア)は主成分の異なるミノキシジルとの併用がおすすめです。ミノキシジルには発毛を促す効果があるため、併用することでより薄毛への改善効果が期待できます。
フィナロイド(フィンペシア)とプロペシア、ザガーロの違いを解説します。
フィナロイド(フィンペシア)はプロペシアの後発医薬品であり、主成分はともにフィナステリドであるため同等の効果が期待できます。プロペシアの詳しい効果や費用に関しては以下の記事もご参照ください。
ザガーロはフィナロイド(フィンペシア)と比較してより高い効果が期待できるAGA治療薬です。フィナロイド(フィンペシア)の主成分であるフィナステリドがⅡ型の5αリダクターゼのみに作用するのに対し、ザガーロの主成分であるデュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方の5αリダクターゼに作用します。また、ザガーロはⅡ型の5αリダクターゼに対する薬理作用がフィナロイド(フィンペシア)と比較して高いのも特徴です。詳しいザガーロの効果や費用については以下をご参照ください。
フィナロイド(フィンペシア)はプロペシアより価格が安価であるため、購入を希望される方が多くみられます。また国内未承認であるため個人輸入での購入を検討する方も見受けられます。
個人輸入の場合、有効成分が入っていないものや関係のない他の成分が入っているような偽薬を購入してしまうリスクがあります。そのような偽薬を知らずに服用し、期待していた効果が得られない、もしくは健康被害が生じる可能性も考えられます。
個人輸入の場合、健康被害が生じたとしても薬品副作用被害救済制度を利用することができません。薬品副作用被害救済制度とは医薬品を適切に使用したにもかかわらず、入院が必要なほどの重篤な副作用が発症した場合に医療費や年金などの給付が行われる制度です。
さらに個人輸入した医薬品の説明書は基本的に外国語で記載されているため、内容を正しく理解したうえで服用することは難しいと考えられます。その結果、健康被害が生じる可能性もあるのです。フィナロイド(フィンペシア)は個人輸入せず、専門クリニックで処方を受けることをおすすめします。
フィナロイド(フィンペシア)はプロペシアと同等の効果を持つジェネリック医薬品であるため、購入を検討する方も多くおられます。しかし個人輸入での購入はリスクが高く、安全性が保証されないため医師の診察のもと服用することをおすすめします。
AGAヘアクリニックでは、プロペシアのジェネリックをはじめとしたさまざまなAGA治療薬を取り扱っており、患者様お一人おひとりに合わせた治療法のご提案をします。ご相談・診察は何度でも無料で行っており、ご納得いただいた上で治療を行いますので、薄毛にお悩みの方はお気軽にご相談ください。
医師監修のもと、AGA治療の基礎知識や
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