パントガール®(Pantogar)はドイツの製薬会社により開発され、世界で初めて女性の薄毛に効果が認められた薄毛治療薬です。この治療薬は主にパントテン酸カルシウムやケラチン、シスチンといった栄養素を含み、頭皮に栄養を行き渡らせて頭皮環境を整え薄毛を改善していく効果があります。パントガールは臨床試験なども行われており、女性の薄毛に多く見られる「びまん性脱毛」に有効であるとされています。
パントガールはフィナステリドやデュタステリドなどの医薬品と違い、ケラチンやアミノ酸などの栄養素を主成分としたサプリメントに近い薬であるため、大きな副作用は報告されていません。ただし妊娠中や授乳中の方、12歳未満のお子様の服用は控えたほうがよいといわれています。
女性の薄毛・抜け毛で比較的多く見られるのが、「びまん性脱毛」に分類される症状です。びまん性とは「広範囲に広がる」という意味であり、その名の通り頭髪が全体的に薄くなることが特徴。「脱毛症」の一種であると誤認されやすいのですが、びまん性脱毛はいくつかの原因によって広範囲に薄毛が広がる脱毛疾患の総称を指します。
びまん性脱毛の代表的な疾患の一つには、男性に多く見られる「AGA(男性型脱毛症)」に英語で女性を意味するFemaleの頭文字をつけた「FAGA(女性男性型脱毛症)」や「FPHL(女性型脱毛症)」などと呼ばれるものがあります。びまん性脱毛の中で最も多いFPHLは、はっきりとした原因がまだ解明されていません。加齢によるホルモンバランスの変化や様々な原因による“休止期脱毛”だと考えられています。
びまん性脱毛は原因によって進行度合いも異なり、大きく「急性」「慢性びまん性」「慢性」に分類されます。
上記のような、ある特定の要因によって急激に抜毛が増える症状は急性休止期脱毛と考えられています。
半年以上かけて進行し、軟毛化を伴わず頭部全体に薄毛が広がっていく場合は慢性びまん性休止期脱毛が疑われます。
原因としては以下のような理由が挙げられており、全身疾患との関連性が高いとされています。
比較的高齢で発症し、急性休止期脱毛や慢性びまん性休止期脱毛などのような原因がなく、何年も長い年月をかけて脱毛が生じる場合は慢性休止期脱毛に分類されます。誰にでも生じる可能性がある“加齢による変化”の場合は、閉経前後から顕著になることが多いです。
FPHLは慢性休止期脱毛に分類されます。髪の毛が簡単に抜けたり(易抜毛性)、1日100本以上の著しい抜け毛が見られたりしない限りは加齢による変化である場合が多く、徐々に薄毛が進行している可能性があります。
びまん性脱毛は少しずつ症状が進んでいくケースもあれば、急に抜け毛が増えるケースもあります。ゆっくりと薄毛が進行していく、慢性びまん性休止期脱毛や慢性休止期脱毛の場合は自覚症状がないことも多く、症状がある程度進行してから気付く方も少なくありません。
前述の通り、男性の薄毛の多くはAGA(男性型脱毛症)ですが、女性の薄毛とは症状やメカニズムが異なります。AGAは成人男性に見られる脱毛症で、男性ホルモンの一種「DHT」の作用によりヘアサイクルが短縮され脱毛してしまう疾患です。主に前頭部から頭頂部にかけて徐々に薄毛が進行していくという特徴があります。
AGAの治療にはヘアサイクルの乱れを防ぐ「フィナステリド」や「デュタステリド」などの治療薬が用いられることが一般的です。一方で、女性の薄毛は前述の通り頭部全体が薄くなるびまん性脱毛が特徴であり、AGAのように部分的な脱毛ではないため診断が難しいといわれています。原因も様々であることから、総称してFPHL(女性型脱毛症)と呼ばれています。
男性のAGA治療に効果的なフィナステリドとデュタステリドですが、これらは女性への投与は原則行われません。これは妊娠中の女性がフィナステリドやデュタステリドを摂取した場合、胎児が男の子の場合、生殖器に異常を起こす恐れがあるといわれているからです。ある臨床試験では、更年期の女性がフィナステリドを服用しても育毛効果は認められなかったとの報告もあります。またフィナステリドとデュタステリドは皮膚からも薬剤が吸収されるため、ご家庭での取り扱いにも注意が必要です。
このように男性と女性とでは薄毛治療に用いる治療法が異なるため、女性の薄毛には専用の治療薬が必要なのです。
パントガールはびまん性脱毛や産後脱毛などの改善に効果が期待できます。パントガールにはAGA治療薬のような直接発毛に作用する成分は含まれていませんが、頭皮環境の改善や髪の毛の成長に欠かせない成分が多く含まれており、それらが複合的に作用することで発毛をサポートします。
まずパントガールという名前の由来であるパントテン酸カルシウムは、頭皮の細胞や毛髪を健康に保つ役割があり、副腎皮質ホルモンの合成にも関与するといわれていることから、ストレスによる脱毛緩和が期待できます。
ケラチンは細胞を構成するタンパク質の一種で、髪の毛の生成に欠かせない成分です。髪の毛をダメージから守り白髪予防などにも効果があるとされています。またケラチンを構成するシスチンというアミノ酸も含まれています。シスチンはコラーゲンの生成に関わる成分で、肌の新陳代謝を助けるほかシミ予防にも効果的といわれています。
このほかビタミンB群や薬用酵母、チアミンなど育毛や肌によいとされる成分が含まれており、パントガールは薄毛改善だけでなくスキンケアにも効果的です。
主成分がビタミンやタンパク質、アミノ酸などサプリメントに近いため重篤な副作用は報告されていません。軽度のものでは腹痛、下痢、めまい、頭痛、動悸、胸やけなどが起こる場合があるとされています。もしこのような症状が生じたり、体に異常を感じた場合は医師の診察を受けたほうがよいでしょう。
パントガールは副作用の心配は低いものの、未成年や妊娠中の女性は服用を避けたほうがよいとされています。またスルホンアミド系の薬を処方されている場合は、パントガールを使用する前に医師に相談しましょう。
当院ではパントガールと同様の成分に加え、育毛に不可欠なビタミンやミネラルを独自に追加した女性専用の治療薬「PANTO」を処方しております。PANTOに含まれる豊富な栄養素によって代謝や細胞の働きが活性化されると、毛母細胞や育毛に関わる組織に効果を発揮し毛髪のアンチエイジング効果も期待できます。
また、ミノキシジルによる治療も女性の薄毛改善に高い効果が期待できます。ただしミノキシジル内服薬は副作用のリスクも考えられるため必ず医師の判断のもとで服用し、個人輸入による自己治療はくれぐれもご注意ください。
女性の薄毛治療は男性とは異なり妊娠の可能性がある方や授乳中の方など、様々な状況や体調を考慮した治療法や治療薬が必要となります。また育毛促進にはストレスの軽減や日頃の生活習慣の見直しなど、あらゆる角度から適切なアプローチを行うことも大切です。当院は女性の薄毛治療に関しても豊富な実績を持ち、女性の患者様お一人おひとりの体質や環境を考慮した安心・安全の薄毛治療を提供しております。
PANTO
(女性専用内服薬)9,500
円オンライン診療価格
8,900
円AGAとはAndrogenetic Alopeciaの略で、日本語では「男性型脱毛症」と呼ばれる脱毛症の一種です。成人男性に多くみられる薄毛の症状で、薄毛で悩む男性のほとんどがAGAともいわれています。
ミノキシジルは内服薬タイプと、直接頭皮に塗布して使用する外用薬タイプがあります。
フィナステリドはAGA(男性型脱毛症)の進行を抑えて髪の毛のサイクルを正常な状態へと戻すためのAGA治療薬です。アメリカの医薬品管理局であるFDAで認可されたAGA治療用の薬剤で、世界中で広く利用されています。
AGA(男性型脱毛症)治療薬として「フィナステリド」が一般的ですが、当院では患者様にまず「デュタステリド」という治療薬をご提案しています。
パントガール®(Pantogar)はドイツの製薬会社により開発され、世界で初めて女性の薄毛に効果が認められた薄毛治療薬です。
頭皮トラブルでお悩みの患者様に、当院では「ケトコナゾール含有治療用シャンプー」をご提案しています。薄毛のお悩みに加えて、細かいフケやしつこいかゆみなどの頭皮トラブルにお悩みの方も少なくありません。
FAGA(女性男性型脱毛症)とは、女性の薄毛の総称を指す言葉です。1964年ごろから研究が始まったとされており、当初は男性のAGA(男性型脱毛症)と同じものだと考えられていました。
薄毛で悩まれている患者様は、「将来が心配」という方や「薄毛が最近進んでいる」という方など、薄毛治療にかかる理由は様々です。
VITADD(ビタッド)は育毛に良いとされる成分を配合した、当院オリジナルのAGA(男性型脱毛症)治療サポート用サプリメントです。
〒101-0021
東京都千代田区外神田3-12-8
住友不動産秋葉原ビル9階
診療時間 | 10:00〜20:00 |
---|
〒330-0802
埼玉県さいたま市大宮区宮町1-67
大宮あづまビル5階
診療時間 | 10:00〜20:00 |
---|