AGA予防・対策

抜け毛を予防するにはどうすればよい?日常生活で取り入れたい7つの習慣

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抜け毛の悩みは年齢や性別を問わず多くの人が直面する問題です。

日々の規則正しい生活習慣の積み重ねが、健やかな頭皮環境と強い髪を育む鍵となります。

正しいシャンプー選びや洗髪方法、育毛剤の活用といった基本的なケアから、バランスの取れた食事、十分な睡眠、ストレス管理まで、私たちの生活習慣は髪の健康に大きく影響します。

また過度の飲酒や喫煙を控えることも重要なポイントです。

今回の記事では、誰でも今日から始められる抜け毛予防の具体的な方法を7つ紹介し、長期的に髪の健康を維持するためのライフスタイルの改善方法を提案します。

抜け毛が気になっている方はぜひ参考にしてください。

目次

    知っておきたい抜け毛の基礎知識

    抜け毛には「成長サイクルの一環として自然に抜ける正常な抜け毛」と「なんらかの問題を示唆する注意すべき抜け毛」があります。

    自分の抜け毛が正常の範囲内かどうかを判断するための基準や、季節による変動、年齢による違いなど、抜け毛の基礎知識をここで押さえておきましょう。

    ヘアサイクルについて知ろう

    髪の毛には「成長期」「退行期」「休止期」という3つの段階からなるヘアサイクルがあります。

    成長期は3~6年間続き、この期間に髪は成長し続けます。

    退行期は2~3週間で、毛根が萎縮し始める時期です。

    最後の休止期は髪の細胞分裂が止まる時期で、2~3カ月続きます。新しい髪が生えてくると古い髪が自然に抜け落ちます。

    健康な頭髪では約80~90%が成長期、約1%が退行期、約10~20%が休止期にあり、このバランスが保たれることで一定の髪の量が維持されます。

    加齢やホルモンバランスの変化によりこのサイクルが乱れることが、薄毛の原因となります。

    AGA、FAGAではヘアサイクルが乱れて抜け毛が増える

    男性型脱毛症(AGA)と女性男性型脱毛症(FAGA)は、ヘアサイクルの乱れが主な原因です。

    AGAは、男性ホルモン(テストステロン)が5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、毛乳頭細胞に作用することで発症するのが特徴です。

    DHTの影響で成長期が異常に短縮され、数年、早ければ数カ月で十分に成長する前に髪が抜け落ちるようになります。

    FAGAは女性ホルモンの減少と相対的な男性ホルモンの影響で発症し、AGAと同様に成長期の短縮が起こります。

    ただしFAGAの発症は、栄養不足、生活習慣の乱れ、ストレスなど環境因子も関わっています。

    両者とも進行性で、早期治療が重要です。

    治療では成長期を延長し、正常なヘアサイクルを取り戻すことが目標となります。

    抜け毛が正常かどうか見分ける方法

    正常な抜け毛かどうかを見分けるには、まず抜け毛の量をチェックします。

    健康な状態では、1日50~100本程度の抜け毛は正常範囲です。

    次に抜け毛の質も重要で、正常な抜け毛は毛根部分が丸く膨らんでいます。

    また抜け毛にしっかりとしたハリ・コシがあるかをチェックしましょう。ハリ・コシのない短い抜け毛は病的な脱毛と考えられます。

    さらに、急激な抜け毛の量の増加がないかも注意点です。

    生活習慣の乱れは抜け毛の原因になる

    抜け毛に悩む多くの方が見落としがちなのが、日々の生活習慣の影響です。

    実は、頭皮と髪の健康は私たちの生活習慣と密接に関連しています。

    偏った食事による栄養不足、慢性的な睡眠不足、過度なストレスなどが、知らず知らずのうちに抜け毛を引き起こしている可能性があります。

    また、喫煙や過度の飲酒、運動不足などもヘアサイクルを乱す要因となります。

    偏った食生活

    髪の毛の主成分はタンパク質であるため、良質なタンパク質が不足すると髪の成長に直接影響します。

    また亜鉛は髪の成長と修復に必須の栄養素で、不足すると薄毛や脱毛の原因となります。

    特に肉類や魚介類に多く含まれるため、極端な菜食主義では注意が必要です。

    また、過度なダイエットや偏食は栄養バランスを崩し、健康的な髪の成長を阻害します。

    慢性的な睡眠不足、運動不足

    質のよい睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、髪の成長と修復に不可欠です。

    睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が減少し、髪の成長を妨げるでしょう。

    一方、運動不足も全身の血行を悪化させ、頭皮環境に悪影響を及ぼします。

    適度な有酸素運動を取り入れれば血流を促進し、酸素や栄養素を頭皮に効率よく運ぶことができるでしょう。

    過度のストレス

    強いストレスや長期間のストレスは、自律神経のバランスを崩し、血管を収縮させて頭皮の血行不良を引き起こします。

    また、ストレスによるホルモンバランスの乱れも髪の成長に悪影響を与えます。

    過度の飲酒、喫煙

    過度の飲酒は、アルコールの分解に体内の栄養素を消費するため、特に髪の健康維持に重要な亜鉛やビタミンB群の欠乏を招きます。

    また、アルコールは脱水症状を引き起こし、血行不良につながります。

    さらに肝機能への負担は髪のアミノ酸不足を起こし、間接的に薄毛リスクを高めるでしょう。

    一方、喫煙はニコチンが血管を収縮させて頭皮の血流を悪化させるため、髪に十分に栄養が行き渡りにくくなります。

    間違った洗髪方法、ヘアケア

    洗髪の方法が不適切だと、頭皮環境を悪化させ、抜け毛を引き起こす可能性があります。

    洗いすぎは必要な皮脂まで奪い、頭皮の乾燥や炎症を招きますが、一方で洗い足りないと皮脂や汚れが詰まり、雑菌が繁殖して頭皮トラブルの原因になります。

    また、爪を立てて強くこすったり、熱すぎるお湯で洗ったりするのも頭皮にダメージを与えてしまうのです。

    さらに、ドライヤーの熱を直接頭皮に当て続けたり、ぬれた髪を強くタオルでこすったりするのも髪を傷めます。

    抜け毛の原因は、生活習慣の乱れだけではない

    抜け毛の原因は生活習慣の乱れだけではありません。

    特にAGAは、遺伝的要因と男性ホルモンの影響で発症する進行性の脱毛症です。

    また、女性型脱毛症(FAGA)、円形脱毛症(自己免疫疾患)、脂漏性脱毛症(過剰な皮脂分泌)、粃糠性脱毛症(フケ症)なども主な脱毛症です。ほかにも抗がん剤などの薬剤による脱毛もあります。

    生活習慣の改善で対応できないケースは、医師による適切な診断と治療が必要です。

    日常生活に取り入れたい抜け毛の予防対策7選

    抜け毛を防ぐためには日々の生活習慣の見直しが効果的です。

    ここでは、誰でも今日から始められる実践的な抜け毛対策を7つご紹介します。

    これらの対策は、日常生活の中で無理なく継続できるものばかりです。

    頭皮環境を整えるシンプルなケア方法から、食事や睡眠の質を向上させるヒント、そしてストレスと上手に付き合うためのテクニックまで、健やかな髪を育むために欠かせないポイントを厳選しました。

    これらの習慣を取り入れることで、髪と頭皮の健康を維持しましょう。

    洗髪方法やヘアケアを見直す

    指の腹で優しく頭皮を洗い、熱すぎないぬるま湯でしっかりすすぎましょう。

    洗髪は基本1日1回で十分です。

    頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーの使用や、ドライヤーは15cm以上離して乾かすことも重要です。

    バランスのよい食事

    髪の主成分であるタンパク質を肉・魚・卵・大豆製品から摂取しましょう。

    また髪の成長に欠かせない亜鉛(牡蠣・レバー)、鉄分(ほうれん草・レバー)、ビタミンB群(全粒穀物・緑黄色野菜)、ビオチン(卵黄・ナッツ類)などをバランスよく取り入れることが健やかな髪を育む基本です。

    十分な睡眠の確保

    質のよい睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、髪の生成と修復を助けます。

    7~8時間の十分な睡眠時間を確保し、就寝前のカフェインやブルーライトを避けるなど、睡眠の質を高める工夫も大切です。

    適度な運動

    週に2~3回、30分程度の有酸素運動(ウォーキング、軽いジョギングなど)は血行を促進し、頭皮に栄養や酸素を届けます。

    ただし過度な運動はストレスになるため、自分のペースで続けられる運動を選びましょう。

    自分なりのストレス解消法を見つける

    慢性的なストレスは自律神経のバランスを崩し、血行不良や休止期脱毛症の原因になります。

    めい想、サウナ、軽い運動、趣味の時間、入浴など、自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。

    適度な飲酒を楽しむ

    過度の飲酒は亜鉛やビタミンB群の不足を招き、脱水症状を引き起こして頭皮の血行を悪化させます。

    適量であれば問題ありませんが、日本酒なら1日1合程度、ビールなら中ジョッキ1杯程度を目安にしてください。

    休肝日を設けるなど、アルコールと上手に付き合いましょう。

    禁煙する

    タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、頭皮の血行を悪化させます。

    また、一酸化炭素は酸素の運搬を阻害し、毛髪の成長に必要な栄養供給を妨げます。

    健康な髪のためにも禁煙を心がけましょう。

    まとめ

    抜け毛はヘアサイクルの乱れが原因のことが多いです。

    ヘアサイクルを理解し、生活習慣の乱れを改善することが重要ですが、AGAなど遺伝的要因による脱毛症の場合、生活習慣の見直しだけでは不十分です。

    これらの対策で改善が見られない場合は、早めに専門クリニックを受診し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。

    薄毛治療専門のAGAヘアクリニックは、完全個室でプライバシーに配慮しています。
    「薄毛は仕方ない」と諦める前に、まずは無料カウンセリングにお越しください。

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