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抜け毛や薄毛の改善目的でケトコナゾールが処方されることがあります。
しかし、ケトコナゾールは抗真菌薬に分類される薬のため、ケトコナゾールを処方されて不安を感じる方もいるかもしれません。
本記事では、ケトコナゾールの効果や副作用について詳しく解説します。
また市販しているのか疑問に思う方に向けて、市販化しているかどうかについても解説します。
ケトコナゾールをこれから使う方、すでに使っている方もぜひ参考にしてみてください。
ケトコナゾールは前述したように、一般的には抗真菌薬という分類で処方される薬です。そのため、ケトコナゾールを薄毛治療目的で処方されると心配になる方もいます。
ケトコナゾールがどのような薬なのかを解説します。
ケトコナゾールは抗真菌薬としての役割があり、特定の菌を退治する薬です。
皮膚の病気に対して効果があり、ローションタイプ、クリームタイプとさまざまなタイプの薬が流通しています。1日1~2回使用します。
ケトコナゾールが適用となるのは、真菌と呼ばれる特定のカビの菌に対してです。
特定のカビ以外に使用しても効果は期待できません。
主に、以下の病気の治療薬に使われています。
ケトコナゾールは水虫の原因となる白癬菌に対して高い効果が期待できるため、水虫の治療薬に用いられます。
足白癬、体部白癬、股部白癬の治療に用いられ、菌の生存能力を低下させて高い効果を期待するほか、水虫によって生じるかゆみや炎症などを止めてくれる薬です。
皮膚カンジダ症とは、皮膚にカンジダ菌という真菌が入り込むことで起こる皮膚疾患です。陰嚢やおむつ回りなど、湿り気のある部分にできやすいことが特徴です。
ケトコナゾールの高い抗真菌効果により改善が見込める病気で、ケトコナゾールを使えば水虫よりも早い改善効果が認められています。
脂漏性皮膚炎とは、頭皮の皮脂分泌量が増えることで常在細菌であるマラセチア菌が異常増殖して、頭皮に湿疹ができる状態です。
マラセチア菌は皮脂に含まれるトリグリセリドという成分を遊離脂肪酸へと分解しますが、その遊離脂肪酸も皮膚へ刺激を与えるため、頭皮湿疹がどんどん進行します。
脂漏性皮膚炎は抜け毛や薄毛の原因にもなるため、早めの治療が望ましいです。
薄毛の原因が脂漏性皮膚炎の場合、治療薬としてケトコナゾールが処方されます。
ケトコナゾールは脂漏性皮膚炎に対して高い効果が期待できるとされており、改善率はクリームタイプで71%、ローションタイプで74%と非常に高いです。
ケトコナゾールの抗菌作用は非常に高く、真菌に接触した5~30分後には抗菌作用を示します。
そのため、脂漏性皮膚炎の方は医師の指示どおりに使用することで、早めの改善が見込めます。
癜風(でんぷう)とは、脂漏性皮膚炎と同様に、常在細菌であるマラセチア真菌が原因で起こります。
主に胸、背中、上腕、首などに5~20mm大の淡い茶色もしくは白い斑点が現れて、かゆみを伴います。
脂漏性皮膚炎と同様に、ケトコナゾールがマラセチア真菌に対して高い抗菌作用を示すため、使用することで早期改善が見込めるでしょう。
脂漏性皮膚炎をはじめ真菌に対して高い効果があるケトコナゾールですが、副作用もあります。
ケトコナゾールは皮膚に付ける薬ですので、主に皮膚に副作用が出現します。
ケトコナゾールの副作用は次のとおりです。
割合としては0.1~5%未満であるものの、ケトコナゾールが合わないと皮膚の炎症が起こり、かゆみや赤み、水膨れなどの症状が出る可能性があります。
こういった症状が見られたら、いったん使用を中止して医師に相談することがおすすめです。
ケトコナゾールによるかぶれも、0.1~5%未満の発症率で起こることがあります。
かぶれとは、接触性皮膚炎のことです。
人によっては蕁麻疹のような発疹が出ることもあるため、かぶれが気になったら医師にすぐに相談しましょう。
発症割合は5%以上と、ケトコナゾールの副作用としてもっとも頻度が高い症状であり、特に液体のケトコナゾールに多く見られます。
ケトコナゾールの液体は有効成分を溶かして薬を作る際に、アルコール性基剤(エタノールなど)を使用しているのです。
このアルコール性基材が局所を刺激するため、ヒリヒリとした刺激感が生じると考えられています。
皮膚に炎症が起こっているときには特に強く感じるため、使用できないほどの強い刺激を感じるのであれば医師に一度相談してみましょう。
ケトコナゾールを使用する際にはいくつか注意しておくべき点があります。
ケトコナゾールを安全かつ有効に使えるように、次の注意点を押さえておきましょう。
ケトコナゾールを過去に使用して、過敏症が出現した方はケトコナゾールを使用できません。
ケトコナゾールは、ニゾラールという薬品名でも販売されています。
したがって、ケトコナゾールもしくはニゾラールを過去に使用して、過敏症と診断された方は使用しないようにしましょう。
ケトコナゾールは皮膚から体内へはほとんど吸収されませんが、口に入ることで催奇形作用が生じることが動物実験によって報告されています。
そのため、妊娠中の方や授乳婦の方は、ケトコナゾールを使って治療するかどうか必ず担当医と相談してください。
もちろん妊娠の可能性がある方も同様です。
子どもへの使用は原則できません。
ケトコナゾールは子どもに対する臨床実験がされておらず、有効性や薬の使用による影響のデータがないため、使用は控えましょう。
ケトコナゾールは、上述したように薬を使えない方がいること、医薬品であることから医師の処方が必要です。
そのため、ケトコナゾールを使用したい方は、医療機関を受診して医師から処方してもらいましょう。
ケトコナゾールは脂漏性皮膚炎の治療薬に使われていますが、薄毛の治療目的で処方されるケースもあります。
ケトコナゾールが薄毛治療に効果的なのかどうかを解説します。
近年の研究で、ケトコナゾールはAGAの原因となる5αリダクターゼの抑制作用があり、育毛作用があると考えられ始めています。
ただし、まだ研究の段階であり、正式に育毛剤としての使用は認められていません。
そのため、ケトコナゾールを育毛作用を期待して使うのであれば、ほかの育毛剤と併用することが勧められています。
ケトコナゾールはクリームタイプとローションタイプの2種類がありますが、育毛を期待して使うのであればローションタイプがおすすめです。
クリームタイプはローションタイプに比べて伸びにくいです。加えて髪の毛が邪魔をするため、塗りづらく頭皮に付着しにくくなります。
もともとケトコナゾールはクリームタイプが主流でしたが、頭皮に塗布しにくいため、ローションタイプが誕生しました。
頭皮に塗布してより効果を実感したい方は、ローションタイプを選びましょう。
ケトコナゾールは育毛作用は期待できるものの、発毛作用は期待できません。
ケトコナゾールの効果として期待されているのは5αリダクターゼの抑制ですが、5αリダクターゼはテストステロンをジヒドロテストステロンに変える酵素です。
ジヒドロテストステロンは毛包の受容体に結合することで脱毛因子を発し、抜け毛を増やします。
つまり、5αリダクターゼの抑制により抜け毛の抑制は可能なものの、発毛効果の期待はできません。
発毛作用を期待したいのであれば、ミノキシジル外用薬など発毛効果のある薬剤を併用しましょう。
ケトコナゾールで効果を実感したい方の中には、「医療機関に定期的に行くのが面倒」「治療薬を市販で購入できないか」と考える方もいるのではないでしょうか。
ケトコナゾールは市販されているのかを解説します。
ケトコナゾールは医薬品のため、市販はされていません。
また、使用できない人や副作用の観点からも、診察なしでの購入は勧められていません。
必ず医師の診察を受けた上で、手に入れましょう。
ケトコナゾールの成分が含まれているシャンプーなども、市販はされていません。
ケトコナゾールが含まれる商品の使用は、医師の診察や説明が不可欠です。
必ず医療機関を受診して手に入れましょう。
ケトコナゾール含有シャンプーとしておすすめなのがKETOCOです。
KETOCOは外用薬と同じように頭皮に塗布して使用するもので、頭皮に成分を直接付着させて、炎症を抑える効果が期待できます。
頭皮環境を改善すれば、内服薬や外用薬の効果も、より高まると考えられています。
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白癬や脂漏性皮膚炎の治療に使われるケトコナゾールは、実は5αリダクターゼを抑制するとして育毛効果も期待されています。
脂漏性皮膚炎で薄毛に悩んでいる方は、ケトコナゾールで5αリダクターゼを抑制しながら頭皮環境を整えることで、薄毛や抜け毛の予防効果が期待できるでしょう。
AGAヘアクリニックでは、ケトコナゾールシャンプーを使いつつ、より効果的に治療ができるように人それぞれのプランを提案しています。
AGAヘアクリニックでAGA治療をする場合、初月1,800円から治療が可能です。
また、1本3,000円でケトコナゾール含有のシャンプーも販売されており、初月に買えば費用負担を抑えながらケトコナゾールの使用が可能です。
ぜひ一度、AGAヘアクリニックへ髪の状態や気になる薬のご相談にいらしてみてはいかがでしょうか。
医師監修のもと、AGA治療の基礎知識や
薄毛対策に関するトピックをお届けします。