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生え際がかゆい理由は?はげるのか、治るのかについても解説

#頭皮のかゆみ

生え際がかゆいと何か病気になっているのではないか、はげるのかと気になる方もいるかもしれません。

本記事では、頭皮全体ではなくピンポイントで生え際のみがかゆいと悩んでいる方に向けて、生え際がかゆい原因と、対処法について解説します。

生え際がかゆいと病気なのか、はげるのかという疑問についても解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

    【男女別】生え際がかゆくなる原因

    まずは、生え際がなぜかゆくなるのか、その原因を解説します。

    実は、男女別で生え際がかゆくなる原因は異なる場合があります。

    ここでは、男女別に生え際がかゆくなる原因を解説するため、自身の性別に合ったほうを参考にしてみてください。

    男性の生え際がかゆくなる原因

    まずは男性の生え際がかゆくなる原因を解説します。 男性の生え際がかゆくなる原因は、主に皮脂やシャンプー整髪料などが関係していると考えられています。

    皮脂の分泌量増加

    皮脂は、適量であれば頭皮を乾燥から守りますが、過剰に分泌されると頭皮に刺激になるためかゆみにつながります。

    また、皮脂をエサにする常在細菌の一種、マラセチア菌が異常に繁殖することでもかゆみが引き起こされます。

    ほかにも、たまった皮脂が蓄積すると、毛根に炎症を引き起こしてかゆみを誘発するとも考えられています。

    特に男性は皮脂の分泌量が女性よりも多く、男性の皮脂分泌量は夏で比較すると女性の約1.4倍です。

    かゆみの原因になる変性皮脂は、20~29歳がどの年代よりも多いことも分かっています。

    シャンプーのすすぎ残し

    シャンプーをすすぎ残すと、シャンプーの成分が長期間頭皮に残ります。

    この成分が徐々に頭皮への刺激となり、かゆみを誘発すると考えられているのです。

    男性は髪が短いため、サッと流せると思いがちですが、使ったシャンプーの量や毛量によってはさっと水を掛けたのみでは流しきれません。

    また、シャンプーのすすぎ残しがあると、毛穴に残ったシャンプーが詰まってアクネ菌が増殖し、かゆみが誘発されることもあります。

    合わないシャンプー、整髪剤の使用

    自身の頭皮に合っていないシャンプーや整髪剤の使用は、頭皮のかゆみへつながります。

    そもそも男性は前述したように女性よりも皮脂分泌量が多いため、変性皮脂といって皮脂が変化してできた脂肪酸が発生しやすいです。

    加えて、男性は整髪料を使う方が多いので、女性よりも洗浄力の高いシャンプーを使う必要があります。しかし、洗浄力の高いシャンプーは頭皮に刺激になることが多く、かゆみが誘発されやすいです。

    また、シャンプーや整髪剤には界面活性剤や防腐剤、香料などさまざまな成分が含有されています。

    これらが体質的に合わないと、アレルギー反応が引き起こされてかゆみが発生しやすくなるのです。

    外部からの刺激

    外部からの刺激はかゆみを引き起こします。

    これまで紹介してきたシャンプーや整髪料に加えて、毛染めによる薬剤の刺激、紫外線がかゆみの原因になります。

    特に、紫外線を長時間頭皮に当て続けると、頭皮が乾燥したり、体内に活性酸素が発生することで皮脂分泌が不安定になったりするため、かゆみが誘発されるのです。

    さらに頭皮が乾燥すると、頭皮が刺激に敏感になるため、普段なら何も感じずに使えているシャンプーや整髪料などの刺激でもかゆみにつながります。

    女性の生え際がかゆくなる原因

    女性の生え際のかゆみは、女性ホルモンと頭皮の乾燥が特に影響します。

    女性の生え際がかゆくなる原因をチェックしてきましょう。

    ホルモンバランスの乱れ

    女性ホルモンのバランスが乱れると、生え際がかゆくなりやすいです。

    女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、エストロゲンは皮脂分泌量を抑え、プロゲステロンは皮脂分泌を促します。

    ホルモンバランスが整っていると皮脂の分泌が安定します。しかし、ホルモンバランスが乱れてエストロゲンの分泌量が減ると、皮脂が過剰に分泌されることで頭皮の環境が悪くなり、かゆみを誘発するのです。

    月経前後や出産後は特にホルモンバランスが不安定になるため、女性は生え際がかゆくなりがちです。

    頭皮が乾燥しやすくなる

    特に頭皮にかゆみがあると、洗髪を何度もすることがあるかもしれません。しかし、洗髪のしすぎは頭皮の乾燥を招きます。

    頭皮が乾燥すると、少しの刺激でかゆみを誘発します。頭皮が乾燥した状態で整髪料を使ったり、紫外線をたくさん浴びたりすると、さらにかゆみを引き起こしやすくなります。

    今までは難なく使用できていた整髪料が、突然使うと生え際がかゆくなるようになったら、頭皮の乾燥が原因かもしれません。

    誤った洗髪方法

    頭皮の汚れを落とし、かゆみを予防したり改善したりするには洗髪が重要です。

    しかし、誤った洗髪方法をしていると、かゆみを助長する原因になりかねません。

    男性でも洗髪方法が誤っていることはありますが、特に女性は次の2つの点から洗髪がかゆみを誘発することがあります。

    長い爪でごしごし洗う

    女性は特にネイルなど、おしゃれのために爪を伸ばしている方も多くいます。

    長い爪でごしごしと洗うと、頭皮を傷つけ、傷ついた頭皮が炎症を起こした結果、生え際がかゆくなることがあります。

    また、爪が長いと十分に頭皮全体を洗えていないこともあるため、汚れが残ってかゆみを引き起こすことも考えられるのです。

    何度も頭を洗う

    頭皮のべたつきや臭いが気になって一日に何度も頭を洗う方もいるかもしれません。

    何度も頭を洗うと皮脂を必要以上に洗い流すため、頭皮の乾燥につながったり、逆に皮脂分泌を増やしたりして、かゆみを引き起こします。

    また、頭を洗うのは一日一回が推奨されています。

    この回数以上に頭を洗っていて、生え際のかゆみが気になるという方は、髪の洗いすぎが原因かもしれません。

    生え際がかゆいとはげる?

    生え際がかゆいとはげるのか、気になる方もいるかもしれません。

    結論として生え際がかゆいことで薄毛になってしまう可能性は十分あります。その理由は次のとおりです。

    頭皮環境が乱れている

    生え際がかゆいときは、前述したさまざまな理由で頭皮環境が乱れています。

    頭皮環境が乱れていると、髪の成長に影響するため、薄毛になる可能性が高まります。

    頭皮のかゆみに加えて、皮脂が過剰に分泌されている場合や、異常な量のフケが見られる場合、抜け毛が増えている場合には薄毛になる可能性が高いので、なるべく早く医療機関を受診しましょう。

    かくことで刺激になる

    頭皮がかゆくなると我慢できずにかいてしまう方もいるでしょう。しかし、頭皮をかくと、刺激になり脱毛を誘発することがあります。

    かゆみをかくと痛みの神経回路が活発になり、一時的にかゆみは治まります。

    しかし、皮膚のバリア機能が失われたり、かいた部分の皮膚が乾燥しやすくなったりするため、ちょっとした刺激でますますかゆくなります。加えて、かゆみの神経に働く物質が放出されて、かゆみも強くなります。

    このことから、一度かくとどんどんかゆみが強くなる上に、頭皮を傷つけていくため、髪が抜けやすくなり薄毛につながる可能性が高まるのです。

    生え際がかゆいときに考えられる病気

    生え際がかゆいときには病気の可能性も見過ごせません。

    病気が原因となっている場合には、自然にかゆみがよくなることはほぼなく、医療機関で治療を受ける必要があります。

    ここでは、生え際がかゆいときに考えられる頭皮の病気について解説します。

    自分に当てはまる病気はないかチェックしてみましょう。

    脂漏性皮膚炎

    脂漏性皮膚炎とは、皮脂分泌が増加することで、皮脂をエサにするマラセチア菌という常在細菌が異常増殖した結果、発症するものです。

    頭皮だけでなく、顔などの皮脂腺が多い部分に発症しやすいので、おでこに脂漏性皮膚炎が発症した結果、生え際のかゆみにつながるケースもあります。

    また、頭皮が脂漏性皮膚炎となるとフケも増殖します。フケが頭皮に対して刺激となり、炎症を悪化させることも分かっています。

    因果関係は不明とされているものの、脂漏性皮膚炎は脱毛を発症させる一因になるため、放置していると薄毛につながる可能性も考えられているのです。

    粃糠(ひこう)性脱毛症

    粃糠性脱毛症とは、皮脂の分泌異常によって発生した多量のフケが毛穴を塞ぐことで、毛根の働きが弱まった結果として起こる脱毛症です。

    皮脂分泌トラブルが起こり、増えたフケをエサにする常在菌のマラセチア菌が増殖した結果、毛穴の炎症が起こり、髪の成長発達が阻害され髪が抜けやすくなるのです。

    フケが出る病気はさまざまありますが、灰白色の細かくさらさらとしたフケの場合は粃糠性脱毛症の可能性が高いでしょう。

    AGA

    AGAは男性型脱毛症とも呼ばれる病気です。男性ホルモンの一種であるテストステロンがジヒドロテストステロンに変換され、毛包の受容体に結合した結果、髪の成長がストップして脱毛を引き起こし、薄毛になります。

    AGAは20代が約10%、30代は20%、40代は30%、50代以降は40数%と、年齢とともに発症者が増えることが特徴です。

    AGAそのものにかゆみの症状はありませんが、ジヒドロテストステロンは皮脂腺を刺激し皮脂の分泌量を増やすため、増えた皮脂によってかゆみが誘発されることが考えられています。

    アトピー性皮膚炎

    かゆみのある湿疹を慢性的に繰り返す、アトピー性皮膚炎が頭皮にできていると薄毛を誘発します。

    アトピー性皮膚炎は我慢できないほどの強いかゆみを伴うため、ついかきむしってしまいます。すると、頭皮に傷ができて頭皮環境が悪くなり、脱毛を引き起こしやすくなります。

    また、アトピー性皮膚炎による皮膚の炎症そのものが髪を育成する各種の細胞に強いダメージを加え、髪を育成する機能が損なわれるため髪が抜けやすくなるのです。

    接触皮膚炎

    接触皮膚炎とはいわゆるかぶれのことを指し、原因物質に触れることでかゆみを引き起こします。

    頭皮の場合、シャンプーやリンス、整髪剤に含まれる成分が自分の肌に合わなかった場合に、接触皮膚炎を引き起こします。

    かゆみだけでなく湿疹も出るため、頭皮の環境が乱れ、抜け毛へとつながってしまいます。

    皮脂欠乏性湿疹(乾燥湿疹・乾皮症)

    皮脂欠乏性湿疹とは、皮脂が通常よりも少なくなり乾燥を引き起こす病気で、少しの刺激でかゆみを引き起こします。

    加齢によって皮脂の分泌が減ることから、主に高齢者に起こりやすい皮膚の炎症ですが、秋や冬の空気が乾燥する時期やアトピー性皮膚炎がある場合には、高齢者でなくても起こる可能性があります。

    生え際がかゆいときの対処法

    生え際がかゆくて我慢できない、かゆみを放置していたら髪の毛がどんどん抜けていって不安、と感じる方もいるかもしれません。

    生え際がかゆいときにはどうすればいいのか、対処法を解説します。

    生活習慣を整える

    かゆみを対処するためのもっとも簡単で手軽にできる方法が、生活習慣を整えることです。

    主に食事、運動、睡眠の3つを見直すことで、かゆみの改善が期待できます。

    生活習慣を見直す上で押さえておきたいポイントは次のとおりです。

    食生活を見直す

    頭皮のかゆみは食生活を見直すことで改善できる可能性があります。

    まず大切なのは、皮脂の過剰分泌を促す脂質の摂取を減らすことです。

    また、パンなどの精製された炭水化物や、発酵食品の摂取を減らすことも、頭皮環境を整えるためには必要です。

    さらに、脂肪分の多い魚などに含まれるオメガ3脂肪酸は、髪の成長促進や頭皮環境を整える効果が期待できるため、積極的にとりましょう。

    運動をする

    運動をすることで血液循環がよくなり、頭皮環境を整えられることから、頭皮環境の悪さがかゆみにつながっている場合には運動も有効です。

    ただし、汗をかいたらしっかりと汗を拭かないと、雑菌が繁殖してさらにかゆみを引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

    また、運動をするとアセチルコリンという神経伝達物質が発汗を促し、膨疹が出てかゆみを引き起こすコリン性蕁麻疹という疾患があるため注意しましょう。

    良質な睡眠をとる

    睡眠中に分泌される成長ホルモンは、頭皮環境を整えたり髪を成長させたりと、頭皮によい効果が期待できます。

    そのため、十分に良質な睡眠をとることで、かゆみを抑えられるかもしれません。

    就寝前のカフェインやアルコールは控え、寝る前にスマホを操作したりテレビを見たりすることは避けましょう。

    ヘアケアを見直す

    ヘアケアを見直し、頭皮環境を整えてあげることでかゆみの対処につながります。

    頭皮に直接手を加えられるため、生活習慣を見直すよりも即効性が期待できるものもあります。

    ヘアケアを見直すときには次のポイントに注意しましょう。

    シャンプーを見直す

    まずはシャンプーを見直すことから始めましょう。

    シャンプーは正しい選び方をしないと、かゆみを誘発する原因にもなります。

    例えば、頭皮が乾燥していたり、傷があったりする方にはアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。

    しかし、アミノ酸系シャンプーは洗浄力が弱いため、脂漏性皮膚炎の方や皮脂が多い方、男性はそれぞれの特徴にマッチしたシャンプーを選んで使いましょう。

    即効性は期待できないため、数カ月は使用を継続することがおすすめです。

    使っていて異常が起きたらすぐに使用を中断して、医師に相談しましょう。

    洗い方を見直す

    自身の頭皮に合ったシャンプーを使っていても、洗い方が間違っていては意味がありません。そのため、正しい洗い方を実践するのも、かゆみに対処する方法です。

    シャンプーをする前にはお湯のみで1分以上の予洗いを行い、その後はシャンプー剤を付け、爪を立てずマッサージするように洗いましょう。

    しっかりとお湯でシャンプーを流し、すすぎ残しがないようにすればシャンプーの完了です。

    なお、洗髪をしすぎると必要な皮脂がすべて洗い流されてしまうため、一日一回程度にとどめましょう。

    頭皮を保湿する

    特に頭皮が乾燥しやすい方は、頭皮を保湿することで乾燥の予防につながり、かゆみ予防になります。

    頭皮専用の保湿クリームやオイルなどが多数販売されているため、自身の頭皮に合ったものを選んで、保湿をするとよいでしょう。

    なお、自身に合っていない保湿剤はかゆみを誘発するため、使用をすぐに中止しましょう。

    医療機関へ相談する

    さまざまな対策をしたけれど改善する気配がない、悪化している、という方は医療機関へ相談しましょう。

    医療機関へ相談することで、かゆみの原因を調べ、適切な治療法を提案してくれます。

    かゆみは早期に治さなければ脱毛や薄毛へとつながることがあるので、医療機関で検査や治療をなるべく早く受けましょう。

    生え際のかゆみが気になるならAGAヘアクリニックへ

    生え際がかゆくて気になる、我慢できないという方はAGAヘアクリニックへ相談してみましょう。

    AGAヘアクリニックを受診することでできることは次のとおりです。

    頭皮のかゆみに対する診療を受けられる

    AGAヘアクリニックでは、生え際のかゆみを相談するとまずは医師による診察を行います。

    AGAだった場合はその場ですぐに適切な治療が受けられる

    もしも、頭皮のかゆみがAGAによるものだった場合は、AGAを専門に診るクリニックのためすぐに治療を開始できます。

    AGA治療は早ければ早いほどよいと考えられており、実際に薬によっては早期治療により大きな改善効果が期待できるものもあるのです。

    AGAだったときに適切な治療を受けられるという観点から、生え際のかゆみはAGAヘアクリニックになるべく早く相談に行くことがおすすめです。

    まとめ

    生え際がかゆくなる原因はさまざまありますが、原因に合った治療をしなければ改善は見込めません。

    治療をしつつ、日常生活を見直せば早期の改善効果が期待できるでしょう。

    生え際がかゆくなって困っている、生え際のかゆみとともに脱毛も見られているという方は、まずはAGAヘアクリニックへ相談してみてはいかがでしょうか。

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