AGAの基礎知識
肩や首元にパラパラと落ちる白いフケは、誰しもが避けたいものですよね。とりわけ高校生の場合は黒色や紺色の制服を着る機会が多く、フケに敏感になりがちです。人目や身だしなみに気を使う機会が多くなる年頃ですので、高校生はフケに対してより一層敏感と言えるでしょう。しかし、フケが出て悩んでしまう前にその理由を知って厄介なフケを予防できたり、フケの症状を少しでも軽くできれば心地良く高校生活を送れるのではないでしょうか。
今回のAGAタイムスでは、そんな高校生のフケの原因やすぐにでもトライできる対処法について紹介していきます。

厄介なフケの正体、それは剥がれ落ちた頭皮の角質です。頭皮に限らず人間の皮膚は日々新しい細胞が生まれ、古くなった細胞が剥がれ落ちていきます。この一連のサイクルを「ターンオーバー」といい、通常約1か月かけて行われるターンオーバーのスピードが何らかの理由によって乱れ、短縮されたときに過剰に頭皮の角質が剥がれ落ちます。これがフケの正体です。

健康な頭皮であっても目に見えない程度の小さなフケは誰にでも生じており、その場合は心配ありません。しかし、目で見てわかるほど大量のフケが発生している場合は、頭皮環境の悪化(ターンオーバーの短縮)が考えられます。
フケの一つの要因として頭皮の乾燥や過度な皮脂分泌などによる“頭皮環境の悪化”が原因となります。頭皮環境が悪化してしまう主な要因は以下の通りです。
前述の通り、フケの発生はさまざまな要因による頭皮環境の悪化とされています。どのような原因がきっかけになるか、また細かくカサカサしている、ベトベトして湿り気があるなど、フケの状態によって「乾性フケ」や「脂性フケ」と呼ばれることがあります。
中学生や高校生になると二次性徴期である思春期を迎えます。皮脂の分泌も過剰になります。また、屋外でスポーツをする機会も増え、紫外線による影響も大きくなります。フケの主な原因はここまでに説明した通りですが、ほかにも栄養バランスの崩れた食生活や睡眠不足などの生活習慣の乱れ、過度なストレス、ホルモンバランスの乱れ、紫外線ダメージなどは、頭皮の乾燥や過剰な皮脂分泌どちらの原因にもなり得ます。
フケは頭皮状態の悪化を知らせる体からのサインです。では冒頭で述べた「高校生にもフケの症状が出る理由」とは一体何でしょうか?それには次のような原因が挙げられます。
成長期は新陳代謝が非常に活発。第二次性徴を迎えている高校生はホルモンの分泌が過剰になるため、体に変化が生じやすい時期です。男性ホルモンの影響により毛穴の皮脂腺が活性化し、皮脂分泌が促進されることで頭皮環境が乱れやすくなり、フケの発生を助長してしまう場合があります。
高校生といえば、将来を左右する選択に迫られることも増え、部活動やアルバイトなどで人間関係が広がり、さまざまな悩みやストレスを抱える時期です。ストレスは自律神経を乱し、血管収縮やホルモン分泌の異常を引き起こすため、体の正常な機能を阻害します。血行不良や皮脂の過剰分泌、ターンオーバーの乱れなど、当然頭皮にも悪影響を及ぼすことがあり、フケの原因のひとつになり得ます。
高校生はホルモンバランスの影響で比較的皮脂分泌が多くなる上、部活動など体を動かす機会も増えるため、頭皮の汚れが気になることも多くなります。さらに思春期は他人からの視線なども気になる年齢なので、なおさら「キレイにしないと」と身だしなみを気遣い、洗浄力の強いシャンプーで洗髪したり、日に何度も洗髪をしてしまう方も少なくないでしょう。
先述したように「洗浄力が強すぎるシャンプーの使用」や「洗髪のし過ぎ」は、頭皮の乾燥や乾燥による皮脂の過剰分泌を誘発するため頭皮環境の悪化を引き起こす場合があります。
思春期真っ只中の高校生はオシャレにも敏感です。さまざまなヘアスタイルに挑戦する方も多いと思いますが、ヘアスプレーやヘアワックスなどの整髪料を正しく使えないと頭皮環境が悪化してしまう可能性があります。
きちんと洗髪できないことで毛穴が詰まってしまったり、まれに整髪料に含まれる成分で炎症を起こしてしまうこともあり、頭皮環境の乱れによるフケの発生を助長する原因になります。
それでは最後に、フケに効果的な対処法を紹介します。すでに起こってしまっているフケの症状を和らげるための改善法としてはもちろん、フケの症状を未然に防ぐための予防法としても活用できるので参考にしてみてください。
シャンプー習慣の見直しは、頭皮環境の改善に直接的に影響を与えます。シャンプーの選び方や洗髪の回数など基本的なところから改善していきましょう。
フケの原因が「脂漏性皮膚炎」と診断されている場合は、原因の一つとして考えられている「マラセチア菌」の異常繁殖を抑制するために抗真菌薬である「ケトコナゾール」を第一に使用することが一般的です。ケトコナゾールで治療しても改善しない場合や、炎症がひどい場合にはステロイドの軟膏を併用することもあります。フケの多くは汗疹(あせも)やかぶれが多いです。いずれにせよ、フケやかゆみなどの症状がひどい場合はこうした正しい対処を施すためにも早めに病院行くことをお勧めします。
フケが発生しているときは整髪料を使用するヘアスタイルはなるべく避けましょう。なるべく整髪料は使用しないことをおすすめしますが、全く使用しないというのもむずかしいと思います。その場合は頭皮に付着しないように気を付けながら使うこと、また万が一頭皮に付着した場合を考慮して刺激になりにくいものを使うことを心がけましょう。
頭皮の負担になりにくいスタイリング剤の使い方、具体的な種類などを知りたい方はこちらの記事をあわせて読んでみてください!
生活習慣の改善は、体の機能を正常に保つために欠かせません。フケ以外にもニキビや肌荒れなど高校生が持つ悩みに対して有効と考えられます。
紫外線によるダメージから頭皮を守るには「紫外線に当たらないこと」が一番です。とくに紫外線量が多いとされる10〜14時の間は入念に日焼け対策を行いましょう。
部活動やレジャーを楽しむ機会の多い高校生にとって完全に紫外線を避けて過ごすことは難しいでしょう。どうしても日光に当たってしまう場合は、頭部にも使用できるスプレータイプの日焼け止めや飲む日焼け止め、帽子などを活用して紫外線から頭皮を守るように心がけましょう。
フケの症状は再発することも多く、難治化することもあります。上記にある原因を改善しても症状が続く場合には病院を受診しましょう。フケや頭皮のかゆみがある場合には、早めに診察、必要に応じて早めに治療介入した方がよい場合もあります。たかがフケと思わずにご相談ください。
フケが発生してしまう原因はさまざまですが、症状が軽いうちに原因を特定して改善できれば重症化することは少ないでしょう。
この記事で紹介したような対処法を取り入れてみてもフケが治らない場合やすでに症状がひどい場合は、何らかの疾患など他の原因が潜んでいることが考えられます。また、フケを引き起こす原因によっては、同時に薄毛や抜け毛を引き越す可能性もあります。フケに伴い、すでに薄毛や抜け毛などの症状が確認できる場合は、頭皮トラブルによる脱毛症状なのか、それ以外の疾患が併発しているのか確認することが必要です。症状が悪化しきってしまう前に一度皮膚科などで医師に相談し、早めの治療を行うことをお勧めいたします。
限りある高校生活を心地良く過ごし、思う存分楽しむためにも、まずは日ごろの習慣を見直して健やかな体や頭皮環境を保ちましょう。
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