AGA治療の費用

AGA治療費いくらかかるの?費用相場と治療を受ける上での注意点も紹介

#治療費

薄毛を改善させる目的でAGA治療を検討する方も多くいる一方、治療費用が気になり治療に踏み出せない方もいます。

「AGA治療は高そう」「治療はしたいが費用について不安がある」「皮膚科やクリニックでの費用相場を知りたい」など、費用に関する疑問や不安は少なくありません。

本記事では、そもそもAGAとは何かという点から、治療法の種類や費用、治療における注意点まで詳しく説明します。

治療法や薬の種類だけでなく、治療費用についても不安がない状態で治療を始められるよう、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

目次

    AGA治療について

    そもそもAGAについて正しく理解できていない方や、「AGAってどんな状態?」と思う方もいるでしょう。

    まずは、AGAについて詳しく解説します。

    AGAとは

    AGAとは男性型脱毛症と呼ばれており、髪の毛の成長期が短くなることで本来抜けるべきタイミングよりも早く髪が抜け落ち、結果として髪が薄くなっていく状態です。

    AGAでは、本来2~6年かけて成長するはずの髪が、それよりも短い期間で成長を止め、すぐに退行期といって脱毛する準備に入ります。

    成長期の短い髪の毛は、軟毛化といって細く短くすぐに抜けやすい髪になっています。

    このように、髪が十分に成長できなかった結果、髪が抜けてしまい薄毛になるのです。

    AGAになる原因は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが関係しています。

    テストステロンは本来、男性特有の骨・筋肉の発達を促したり、髭や胸毛などの毛を濃くしたりする役割があります。

    しかし、テストステロンが5αリダクターゼII型によってジヒドロテストステロンに変換され、このジヒドロテストステロンが頭皮の毛包にある男性ホルモン受容体に結合すると、毛母細胞の増殖が抑制されて髪の毛の成長がストップしてしまうのです。

    この受容体は頭頂部と前頭部に多くあるため、AGAは前髪の生え際と頭頂部が薄くなる傾向があります。

    AGA治療の効果

    AGA治療の効果が出るタイミングは人それぞれです。

    早い方で3カ月程度、遅い方では1年経ってやっと効果が出てくるケースもあるため、人によっては効果がなかなか出ず不安になるかもしれません。

    また、使用する薬剤によっても効果の出方は異なります。どの薬でどのような効果が出るのかについて、詳しくは後述します。

    AGA治療の期間

    AGA治療は、後述するどの薬剤を使用したとしても、また薬剤を使用している上で十分な効果が見られていなかったとしても、最低6カ月は治療を継続するようにとされています。

    AGA治療において、効果が発現するタイミングは人それぞれであるため一概にはいえません。

    また、多くの研究論文では2年程度の服用における結果を示しているため、早期の結果を求めずに、治療を継続することが望ましいでしょう。

    加えて、お薬は主に脱毛を抑制し発毛を促すもので、根本的な原因を治療するものではないため、服用を中止すると薄毛が再発するケースが多いです。治療を開始する際には、この点も理解した上で始めましょう。

    AGA治療の流れ

    AGA治療を検討したらまずは医療機関を受診しましょう。近年ではAGA専門クリニックも増えており、AGAについての専門的な知識を有している医師に診てもらえるため、おすすめです。

    なお、対面だけでなく、オンライン診療でAGA治療を行える医療機関も増えてきているため、忙しくて受診する暇がないという方はオンライン診療も検討するとよいでしょう。

    診察では、主に事前に記入した問診票に基づいて、薄毛の原因がAGAであるのかどうかを判断します。一般的に、カウンセリングとその場で撮影した頭部の写真を踏まえて診断されます。

    AGAであると診断されたら、治療開始です。

    治療後は医師が指示するタイミングで定期的に受診をして、処方された薬が効いているかどうかをチェックしていきます。

    AGA治療の方法と費用相場

    AGA治療は自費診療となるため、治療にかかる費用は全額自己負担となります。そのため、治療費用が高くなると悩む方は多いです。

    また、全額自己負担であるため、治療費用はクリニックごとに自由に設定できることから、クリニックによって費用は異なります。

    ここからは、AGAの治療における治療法と効果、治療法別の費用相場について詳しく解説します。

    内服薬・外用薬治療

    AGA治療は内服薬と外用薬を使って進めるのが一般的です。

    内服薬ではフィナステリドとデュタステリド、外用薬ではミノキシジルが使われます。

    AGAの初期治療では主に内服薬と外用薬を使った治療が行われ、効果が見られなかった場合に他の治療が検討されます。

    治療法・費用相場

    内服薬と外用薬を使った治療は、使用する薬によって費用が異なります。

    ここでは、治療法と費用相場について解説します。

    プロペシア

    プロペシアは世界で初めてのAGA治療薬です。

    日本では2005年に厚生労働省の認可が下りて販売開始となりました。

    プロペシアは、フィナステリドを主成分とした薬剤です。テストステロンの還元酵素である5αリダクターゼII型を阻害することで、テストステロンがジヒドロテストステロンになることを防いで、薄毛の改善を目指します。

    日本皮膚科学会による「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」においても、AGA治療に使用すべきとされており、推奨度はAとなっています。そのため、AGA治療として最初に選択されることが多い薬剤です。

    治療効果に関しては、服用開始後48週間で0.2mg/日投与群に54%、1mg/日投与群に58%の軽度改善効果が見られており、1年ほど服用すれば軽度改善が認められています。

    さらに2年間または3年間の内服継続によって、軽度改善以上の効果がそれぞれ68%と78%の方に見られており、継続して服用することで高い効果が得られることが分かっています。

    特に、40歳未満の症例や重症度が低い症例でより高い効果を示しており、若い方や軽度のAGAの方は、改善効果をより期待できるでしょう。

    副作用として挙げられているのは、主に性機能の低下です。具体的にはリビドー(性欲)減退、勃起機能不全、射精障害、精液量減少があり、発症頻度はリビドー減退のみ1~5%未満、それ以外は1%未満となります。

    プロペシアの費用相場は28錠で8,000~10,000円程度です。プロペシアは先発医薬品となるため、他の薬剤よりも費用が高くなる傾向があります。

    治療は最低でも6カ月は続ける必要があるため、少なくとも5~6万円程度はかかると見込んでおきましょう。

    プロペシアについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

    プロペシアの詳細についてはこちら

    フィナステリド

    フィナステリドはプロペシアの後発医薬品で、2015年に承認が下りて以降、多くの医療機関で使用されています。

    後発医薬品であるため、効果や副作用についてはプロペシアと同等です。ただ後発医薬品は、効果についての臨床研究は実施されておらず、具体的な数値については不明となります。

    通常は、プロペシア同様0.2mgを1日1回服用して治療をしますが、医師の指示によっては1mgまで増量することも可能です。用量を多くすれば効果が確実に見込めるわけではありませんので、医師の指示に従いながら服用を進めていきましょう。

    フィナステリドは後発医薬品であることから費用がプロペシアよりも安いことが特徴で、28錠で3,000~5,000円程度となり、プロペシアの約半分の費用で治療ができます。

    フィナステリドの詳細についてはこちら

    ザガーロ

    ザガーロは2015年に厚生労働省の認可が下りたAGA治療薬で、プロペシアと同様にガイドラインでの推奨度はAに分類される、AGA治療薬の代表ともいえる薬剤です。

    デュタステリドを主成分とした薬剤で、プロペシアと同じく5αリダクターゼの活動を阻害して、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換されることを防いで改善を目指します。

    ザガーロの特徴は、I型とII型どちらの5αリダクターゼも阻害できる点です。5αリダクターゼI型は側頭部や後頭部を中心に、5αリダクターゼII型は主に生え際や前頭部、頭頂部に多く存在しているといわれています。

    つまり、全体的な薄毛が気になる場合には、ザガーロを使用したほうが高い効果が期待できるのです。

    また、プロペシアやフィナステリドよりも発毛効果は1.6倍あるといわれており、発毛効果が高いことが分かっています。外部専門家による写真評価においても、26週の服用において頭頂部は81%、前頭部は76%の患者に改善効果が認められています。

    副作用はプロペシアと同様に性機能低下です。リビドー(性欲)減退、勃起機能不全、射精障害、精液量減少といった症状が出現します。

    副作用の発症頻度としては、勃起不全が11%、リビドー現象が8%、射精障害が4%であり、プロペシアやフィナステリドと比べると副作用が出現しやすい点も押さえておきましょう。

    ザガーロの費用相場は30錠で10,000円程度が相場です。

    ただし、病院によっては7,000円台で処方しているところもあり、処方する医療機関によって費用が大きく異なります。

    ザガーロの詳細についてはこちら

    ミノキシジル

    ミノキシジルはもともと海外で経口降圧薬として使用されていた薬でしたが、副作用に多毛が見られたことで、AGA治療薬に取り入れられました。

    タブレット状の内服薬と塗るタイプの外用薬がありますが、外用薬はガイドラインにおいて推奨度がAとなります。頭皮に直接塗布することで血行を促進し、発毛を促します。

    24週間にわたって薬剤を使用した方を観察した研究において、脱毛部1cm²内に5%のミノキシジル液を使用した結果、平均26.4本の発毛が確認されており、外用薬としての高い効果が分かっています。

    ミノキシジルの副作用はかゆみやかぶれ、フケ、発疹などです。頭皮に直接塗布することから皮膚に関する副作用が多く、皮膚が弱い方は使用できません。

    ミノキシジルの外用薬の費用相場は、1カ月あたり10,000~18,000円です。同様の成分を含む薬剤は大手製薬会社からも発売されており、市販薬の費用相場は5,000~7,000円です。

    一方で、ミノキシジルには内服薬もあります。

    内服薬は体内から血行を介して作用するため、外用薬よりも効果が高いと考えられます。

    日本国内においては臨床試験が行われていないことから、ガイドラインでは推奨されていません。しかし、知識と経験の深い専門医のもとであれば、安全で有用な治療薬となり得るでしょう。

    ミノキシジルの内服薬の費用相場は、1カ月あたり10,000円程度です。

    ミノキシジルの詳細についてはこちら

    植毛

    植毛とは髪の毛を直接頭皮へ植え付ける治療法のことで、内服薬や外用薬で治療をしてもまったく効果がなかった場合の最終手段として検討されます。

    ガイドラインによると、自身の毛を頭皮に植え付ける自毛植毛は82.5%と生着率が高いため、日本での治療が認められています。

    しかし人工毛による植毛は、副作用などの安全性が認められていないことや、早期で再び髪が抜け落ちる可能性が高いという理由から、原則として行うべきではないとされています。

    植毛の詳細についてはこちら

    治療法・費用相場

    自毛植毛の治療方法は主にFUE法とFUSS法があります。

    FUE法とは、毛根を周囲の皮膚組織ごと採取して薄毛の部分に植え込む方法で、FUSS法は後頭部の頭皮を薄く帯状に切り取って、そこから健康な毛根のみを採取して植え込む方法です。

    どちらも毛母細胞ごと移植するため、移植後は血流が毛母細胞に与えられて発毛していきます。

    自毛植毛の費用相場は50~150万円程度ですが、本数が増えるごとに費用も上がっていくため、多くの毛を植毛しようと考えると、かかる費用は高額になります。

    LED光療法

    LED光療法とは、高輝度LEDの光を毛乳頭細胞に当てることで活性化を促し、発毛を促進する治療法です。

    薄毛治療に用いられる赤色LEDは波長が長いため、頭皮の奥まで光が当たりやすいです。そのため、発毛への高い効果が期待できます。

    また、LEDは毛の発育に必要な成長因子であるHGFやLeptin、VEGF-Aといった物質の濃度を上昇させることが確認されており、髪の成長を促進することが証明されています。

    人体に対するリスクや患者様への負担が少ない点も特徴です。ガイドラインにおいても推奨度Bとなっており、薬剤療法の次に推奨されている治療法となります。

    治療法・費用相場

    LED光療法は、20分間横になった状態でLEDの光を浴びるのみです。

    週3回のレーザー照射を26週間行った場合の経過を見てみると、平均して1cm2あたり約20本毛髪が増えたと報告されています。

    副作用はレーザー照射部の皮膚の乾燥が5.1%、かゆみが2.5%、圧痛が1.3%、ひりつきが1.3%、温熱感が1.3%であり、いずれも割合としては低くなっています。副作用発現の可能性が低く、なおかつ効果があるため、注目されている治療法です。

    LED光療法の費用相場は、1回あたり5,000円程度です。

    一見すると安く感じるかもしれませんが、推奨されている週3回行った場合には、1週間で15,000円となり、1カ月では60,000円となります。そのため、薬剤療法と比較すると費用がかかるといえるでしょう。

    また、多くの医療機関がLED光療法を薬物療法など他の治療法と併行することを勧めているため、さらに費用がかかることが予測されます。

    治療費以外の費用相場

    これまで紹介してきた費用は、すべて治療に使用する薬剤あるいは施術にのみかかる費用です。薬剤の処方に至るまでには診察や検査などが必要であり、これらの費用は別途かかります。

    前述したようにAGA治療は自費診療となるため、診察費や検査費などもすべて医療機関が自由に設定できるという点を押さえておきましょう。

    まず、初めて診察を受けた場合には初診料がかかります。

    初診料は5,000円程度が一般的です。ただしクリニックによっては、初診後そのまま治療を受ける場合においては初診料を無料とするところもあります。

    再診料は3,000~4,000円程度、検査料は5,000~10,000円程度が相場です。しかし、検査料もクリニックによっては治療を受ける条件で無料になるケースがあるため、事前にクリニックへ確認することをおすすめします。

    AGA治療に関する注意点

    AGA治療を受ける前に、いくつか知っておくべき注意点があります。

    この注意点を押さえておくことで、いざ治療をする際にスムーズに進められるでしょう。

    費用に関する注意点

    AGA治療でもっとも注意したいのが費用面です。

    AGA治療はすべての費用を医療機関が独自に設定しているため、治療費用が異なります。

    極端に治療費が安い医療機関を選ぶと、治療の質が担保されていなかったり、専門医以外が診療をしていたり、独自ルートで薬剤を手に入れていたりと、安全性の側面でさまざまなリスクを被ることとなります。

    また、治療費が極端に高いからといって、高い効果が見込めるわけではありません。そのため、本記事で解説した費用相場を参考に、費用相場に近い価格帯で診療を提供している医療機関を選ぶとよいでしょう。

    さらに、AGA治療は改善したからといって治療を中断するとすぐに薄毛に戻ってしまう可能性が高く、長期的に治療を続ける必要があります。例えばプロペシアを1年間処方してもらうだけでも約12万円、加えて診察代もかかるので、年間で15万円以上の治療費がかかるでしょう。

    治療を継続できるかを、費用の面からも考慮して治療を受けましょう。

    AGA治療は保険適用外

    上述してきたように、AGA治療は保険適用外です。

    健康保険は病気やケガによって治療が必要となったときに適用となります。美容医療をはじめとする見た目の改善を目的とした治療は保険適用となりません。

    そのため、AGA治療を受ける際には保険が使えないということを意識しておきましょう。

    また、確定申告における医療費控除も対象外です。これは、国税庁によって「容姿を美化し、又は容ぼうを変えるなどのための費用は、医療費に該当しない」と定められているためです。

    保険は適用外ですが、保険診療ではできないオンライン診療などが活用できたり、クリニックによっては費用負担を極力抑えて治療を提供していたりするため、自費診療だからこそ受けられる医療をうまく活用していきましょう。

    薄毛 治療 保険適用の詳細についてはこちら(※8月②で作成予定)

    18歳以下のAGA治療

    AGA治療を受けられるのは原則20歳からと決められています。

    AGA治療で使う薬剤の多くが男性ホルモンの働きを阻害します。未成年はまだ成長発達の段階にあるため、男性ホルモンの働きを阻害することで、薄毛以外にさまざまな影響を及ぼすことが考えられるためです。

    AGA診療のガイドラインおよび各種添付文書でも、薬剤の投与の対象は20歳以上の成人男性と定めています。

    2022年4月1日より成人年齢が引き下げられ、18歳以上は成人とされている一方、薬剤の臨床研究は2022年より以前に行われているため、薬剤の投与について18歳または19歳に対する安全性は担保されていません。そのため、20歳未満で治療を希望してもAGA治療は受けられないことを理解しておきましょう。

    ただし、医療機関によっては自毛植毛やメソセラピーであれば対応しているところもあります。

    「薄毛が気になり早くなんとかしたい」という20歳未満の方は、一度医師に相談してみてもよいでしょう。

    費用に差があるの?

    AGA治療を受けようと検討して調査を進めている方の中には、治療費用に差があることに気づいた方もいるかもしれません。

    なぜ治療費用に差があるのかは、自費診療であることはもちろん、他にもさまざまなことが理由となっています。

    AGA治療の相場

    AGA治療は基本的に自費診療となるため、医療機関によって治療費は変わってきます。

    とはいえ、薬代は前述したように費用相場は大きく変わりません。AGA治療の費用相場は、薬代や診察費なども含めて月額15,000~25,000円程度です。これ以上の費用が発生している場合には、薬の他に別の処置が追加されている可能性があります。

    費用相場よりも高い費用で施術を勧められた際には、費用の内訳について確認しておくとよいでしょう。

    また治療費を安く設定していても、関係ない商品を勧められたり、オプションで他の治療を付けられたりすることもあります。

    治療費用が相場より低い医療機関の場合も、費用の内訳やオプションについては先に確認しておきましょう。

    男性と女性の費用の違い

    AGAは男性のみが発症すると思う方も多いですが、実は女性でも発症します。

    女性のAGAはFAGAと呼ばれており、女性ホルモンや加齢などが原因です。

    基本的に、女性のAGAは男性のAGAと同じ薬剤を使えず、女性ホルモンを改善するホルモン療法や外用薬のミノキシジルを使用します。

    女性の場合、薬代と診察費を合わせて15,000円程度が相場です。

    ほぼ男性と変わりませんが、女性のAGAに使うホルモン剤はプロペシアやフィナステリドよりも薬価が安いため、男性よりも安く治療が受けられるケースもあります。

    治療費を安く抑える方法

    AGAの治療は長期的に続けなければならないため、費用を極力抑えたいと考える方も多いでしょう。

    ここからは治療費を安く抑えるためのポイントについて詳しく解説します。

    早めに治療を開始する

    AGAは進行性の病気のため、様子を見ていても改善することはありません。

    また、薄毛が進行した状態でAGA治療を開始すると、すでに毛包がなくなっている場所も増えてきているため、効果が十分に発揮されない上に効果が出るまでに長い時間を要するケースがあります。

    さらに、進行した状態で治療を開始すると使う薬の量が増えるため、その分費用を圧迫するでしょう。

    そのため、薄毛が分かったら早めに治療を開始することがおすすめです。

    AGA治療が自費診療であるメリットに、カウンセリングのみであれば無料で行える医療機関も多いということがあります。

    自身が治療を始める段階なのか気になる方や、治療をすべきか悩んでいる方は、まずカウンセリングを受けてみるとよいでしょう。

    ジェネリック医薬品を使う

    AGA治療の費用が高くなる要因には薬代が関係しています。そのため、ジェネリック医薬品を使うことで費用を大幅に抑えられます。

    プロペシアのジェネリック医薬品はフィナステリドで、ザガーロのジェネリック医薬品はデュタステリドです。このどちらも、先発品の約半分の値段で治療ができるようになるため、費用負担を大幅に軽減できます。

    ミノキシジルについては、外用薬であれば比較的安価な市販品が発売されているため、市販品の利用で費用を抑えることも可能です。

    オンライン診療を活用する

    オンライン診療とは、パソコンやスマホなどを活用してオンラインで診療を行うことです。

    いつでもどこでも好きな時間に診療が受けられることもあり、特に新型コロナウイルス感染症蔓延以降、日本でも普及しました。

    オンライン診療の場合、特定のクリニックを持っていない場合もあれば、医師が自身のクリニックと兼務している場合もあり、人件費や土地代を削減できます。そのため、対面診療よりも費用が安いケースが多いです。

    また、オンライン診療では検査ができないことから、検査費用がかからないケースもあります。

    他にも、診察のための交通費などもかかりません。

    特に初期費用を抑えたいという方には、オンライン診療の活用がおすすめです。

    しかし、AGA治療におけるオンライン診療ではさまざまなトラブル事例の報告も挙がっているため、ネット上の口コミなども参考にしながら慎重にクリニックを選びましょう。

    AGA専門クリニックのモニター制度を活用する

    近年AGA専門クリニックは増えてきており、これらのクリニックが宣伝の目的でモニターを募集することがあります。

    モニターは写真をホームページに掲載されるなど一定の条件があるものの、条件をクリアできれば安くAGA治療が受けられます。

    自身がクリアできる条件なら、費用軽減のためにモニター制度を活用してもよいでしょう。

    長期処方してもらう

    AGAの治療継続を決めているのであれば、長期処方により一度に薬を多く処方してもらうことで費用対策へとつながります。

    AGA治療薬は、医療機関によっては3~6カ月分の長期処方が可能です。

    ただし、薬の副作用なども鑑みて、薬の使用開始直後は長期処方ができません。また、薬の返品や交換もできないため、途中で治療方針が変わった場合にはお金が無駄になることもあります。

    長期処方の対応や期間は医療機関によって異なるため、医師に相談してみてください。

    まとめ

    AGA治療の費用には保険が適用できず、全額自己負担となります。そのため、医療機関によって費用は大きく異なります。

    治療を受ける前にまずはカウンセリングを受けたりして、費用を確認してから治療を始めるとよいでしょう。

    治療費用は安すぎても高すぎてもリスクを伴うケースがあるため、相場に近い費用で施術を提供している医療機関を選ぶのがベストです。また、医療機関によってはオンライン診療も行っているところがあり、活用すると交通費などの雑費や初期費用を抑えられます。

    AGA治療をお考えなら、専門的かつ多様な治療法を選べるAGA専門クリニックがおすすめです。費用や治療の質などさまざまな観点から、自身にぴったりな医療機関を選んで治療を受けてみましょう。

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    AGAコラム

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