前髪が薄いのはAGAのせい?その他の原因や対策方法も紹介

前髪が薄い状態とは?

額の生え際が後退している、前髪が透けてしまっている、前髪がスカスカだという場合は、前髪自体が薄くなっている可能性が高いです。前髪が薄い状態とは、前髪の毛量が少なくなっていたり、前髪に細く弱い髪の毛ばかりが生えていたりする状態のことをいいます。

このように前髪が薄くなるとヘアセットが難しくなったり、前髪を下ろしたヘアスタイルにするとかえって薄毛が目立ってしまったりするでしょう。

前髪が薄い状態とは?

前髪が薄くなる原因はAGA?

前髪が薄くなる原因としてはAGA(男性型脱毛症)をはじめ、さまざまな要因が考えられます。

AGA(男性型脱毛症)

AGAは男性ホルモンに起因して起こる脱毛症の一種です。一般的にAGAは額の生え際の前髪部分や頭頂部のつむじ周辺から抜け毛が起こるとされているため、前髪の薄毛と大きく関係しているといえます。

AGAは進行性の脱毛症であるため、AGAを発症している場合は何らかの対策を施さない限り薄毛が進行してしまいます。またAGAの場合、最初は前髪だけが薄い状態であっても、症状が進むと前髪の薄毛だけに留まらず、つむじ周辺の薄毛も発症する可能性があります。

関連記事

生活習慣の乱れ

飲酒によって体内に摂取したアルコールが分解される際に、髪の毛を生成するのに必要なアミノ酸やビタミン類などの栄養素が消費されてしまうことがあります。そのため、過度な飲酒を続けると薄毛の原因になりかねないと考えられています。

​​また、喫煙も体に悪影響を及ぼす可能性がある嗜好品として知られています。薄毛の発症には体の健康状態も関係しているとされているため、過度な喫煙も薄毛に繋がる可能性があります。

​さらに、睡眠不足や質の悪い睡眠が続くことでも薄毛が助長されると考えられています。これは、細胞の修復や代謝の促進などの身体を正常に保つための成長ホルモンが睡眠中に特に多く分泌されているためです。さまざまな睡眠障害により成長ホルモンの分泌が滞ると、身体の健康状態が不安定になり、間接的に薄毛や抜け毛を招くことが考えられます。

ストレス

ストレスを感じると「コルチゾール」と呼ばれる、タンパク質や脂質の代謝に関わる生命の維持に欠かせないホルモンが副腎皮質より分泌されるといわれています。

過剰なストレスを受けることによってコルチゾールが必要以上に分泌されてしまうと体の免疫機能の低下、糖尿病や心筋梗塞などのリスク上昇などに繋がる可能性があります。正常な育毛を促し前髪の薄毛を防ぐには身体の健康状態が良好であることが求められるため、ストレスを溜めると結果的に薄毛や抜け毛を助長することが考えられます。

遺伝的な要因

前髪の薄毛に関与するAGAは、男性ホルモンや生活習慣以外に遺伝的な要因も関わっているとされています。遺伝的背景としては、2種類ある性染色体のうちの一つであるX染色体上に“AGAになりやすいアンドロゲンレセプター(※)に関する遺伝情報”が存在するためです。X染色体は母親から受け継ぐため、自身の母方の祖父が薄毛だった場合は自身にも薄毛になりやすい遺伝子が存在する可能性があるといわれています。

※AGA発症に関わる男性ホルモン受容体。AGAは男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)がアンドロゲンレセプター)と結合することによって発症するとされている

前髪が薄くなる原因はAGA?
関連記事

前髪の薄毛の対策方法

前髪の薄毛を予防するための対策はいくつかあります。日常生活の中ですぐに始められるものもあるので、前髪の薄さが気になる方はぜひ参考にしてみてください。

生活習慣を改善する

日頃の睡眠時間が短かったり睡眠の質が低かったりする場合は、睡眠の仕方を改善してみるとよいでしょう。睡眠の質を上げるには、体を温める、寝る前の嗜好品(アルコールやタバコ、コーヒーなど)を控える、寝る直前に食事をしない、​​就寝直前はPCやスマートフォンなどブルーライトを発する機器の使用を避けるなどの対策方法があります。

関連記事

栄養バランスのとれた食事をする

育毛に適した健康な身体の維持や髪の毛が育つために十分な栄養を蓄えるためには、栄養バランスが整った食生活を送ることが重要です。

体のもととなるエネルギー産生栄養素(三大栄養素)のたんぱく質・脂質・炭水化物をはじめ、髪の毛の生成を促すサポートをするビタミン類やミネラル類などを摂取することで薄毛の予防に役立ちます。

特に髪の毛に必要不可欠な栄養素の亜鉛、さらに亜鉛の吸収をサポートするクエン酸やビタミンCなどの栄養素を併せて摂取するとよいでしょう。亜鉛は髪の毛の大部分を構成する18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質「ケラチン」の結合をサポートする働きがあるため、亜鉛が不足するとケラチンの産生に悪影響を及ぼし育毛を妨げることがあります。

ストレスをためないようにする

ストレスによる健康被害を受けないためにも、ストレスを溜めずに上手く解消することが大切です。ストレスの解消方法には休息型、運動型、親交型、娯楽型など個人差があるため、自身に最も適したストレス解消法を見つけてみるとよいでしょう。

休息型
休養をとる、リラックスする、睡眠をとる、ゆっくり風呂に入る、好きな音楽を聴く、自然の中でくつろぐなど、沈静化し心身の疲れを癒すタイプ
運動型
過剰に分泌された交感神経系ホルモン(アドレナリン)を筋肉活動で消費し、ストレスを緩和させるタイプ。運動は全身運動で手軽に行えるもので長続きするものがおすすめ
親交型
家族との団欒、友人との食事やスポーツ、お茶を飲む、お酒を飲むなどでストレスを解消するタイプ。ストレスの有無においては相談相手がいる人といない人では受けるストレスの程度差があるとされている
娯楽型
快楽を追及することにより解消するタイプ。お酒を飲む、おいしいものを食べる、ゲームやギャンブルを楽しむなどがある
創作型
絵を描く、音楽を演奏する、庭いじりをする、模型を作るなどしてストレスを解消するタイプ
転換型
不快な気分を転換してストレスを解消するタイプ。旅行する、部屋の模様替えをする、カラオケで歌う、買い物をするなど

発毛剤・育毛剤を使う

発毛剤で発毛を促したり、育毛剤で頭皮環境を整えたりすることも薄毛対策としては有用です。発毛剤や育毛剤は薬局やドラッグストアでも購入できますが、使用していて何かしらの頭皮トラブルを生じた場合はすぐに使用を中止し、皮膚科などを受診しましょう。

また育毛剤は頭皮環境を整える効果に留まり発毛効果はないため、育毛剤だけで前髪の薄毛を改善できるとは限りません。

専門クリニックで治療を受ける

前髪の薄毛の改善には薄毛治療専門クリニックでの治療を受けることも一つの策です。薄毛治療専門のクリニックであれば治療実績が豊富であったり薄毛に詳しい医師が在籍していたりするため、安心して治療を受けることができます。

現在、AGAによる薄毛の根本的な改善には投薬治療が有用とされており、国内でも最も推奨されています。投薬治療には薄毛の進行を抑える「フィナステリド」や「デュタステリド」、発毛を促進する「ミノキシジル」が用いられます。

関連記事

前髪の薄毛対策なら専門クリニックへ

生活習慣を改善したり日頃のストレスを少しずつ緩和していくことで、前髪の薄毛が改善することもあるでしょう。しかしAGAを発症している場合は、それらの対策だけでは前髪の薄毛を改善することはできません。

前髪の薄毛を根本的に改善するには、薄毛治療専門のクリニックで診察を受け、薄毛治療を始めることをおすすめします。

AGAヘアクリニックは薄毛治療専門の病院です。AGAによる薄毛を投薬治療によって改善していきます。診察や相談は何度でも無料で受けられますので、前髪の薄さが気になってきた場合はぜひ一度、相談にお越しください。

監修医師のご紹介
AGAおすすめ記事
2023.12.23
頭皮の塊のようなものの正体とは? 考えられる皮膚疾患や改善方法を解説
2023.09.14
女性で薄毛を改善した人がやったことは? 起きる理由や対策方法を解説
2023.04.13
頭皮がかゆい時はどうすればいい? 原因や考えられる疾患、対策方法を解説
2022.04.28
フィナロイド(フィンペシア)はどういう薬? 効果や副作用、注意点を解説

AGAコラム

医師監修のもと、AGA治療の基礎知識や
薄毛対策に関するトピックをお届けします。

AGAヘアクリニック秋葉原本院

〒101-0021
東京都千代田区外神田3-12-8
住友不動産秋葉原ビル9階

診療時間10:00〜22:00
AGAヘアクリニック大宮院

〒330-0802
埼玉県さいたま市大宮区宮町1-67
大宮あづまビル5階

診療時間10:00〜22:00
  • 当院は完全予約制でございます。
  • 初回診療の最終受付時間は21:00です。

TOPに戻る